19日目 小説投稿機能を作ろう
小説投稿サイトの核ともいえる部分を作ります。
「さて、小説投稿サイトの核ともいえる部分、小説投稿機能を作っていくよ。とはいっても最初は最低限の機能だけで後で改善していくよ」
「分かった」
* * *
「最低限の機能は、一話分だけ投稿できるようにする。タイトルと本文、あとはジャンル、それに加えて公開/非公開が選べるようにしよう。公開/非公開はなくてもいいけど、下書き機能がないと大変だから付けておく。ジャンルは元の投稿サイトのジャンルをそのまま踏襲すればいい。もちろん後々傾向を見ながら変えていっても問題ない。
あとはCRUD機能はきちんとつけておく。今日はここまでやっておこう。
決めておかないといけないのは、文字数制限かな。タイトルや本文を何文字まで許容するかを決めておこう。あまり文字数が多すぎても意味がないし、とんでもない文字数で投稿する人も出てくるだろうかな。
ファンタジー系の小説投稿サイトはタイトルは100文字以内、本文は数万文字のところが多いね。ケータイ小説系の投稿サイトではそれよりもタイトルも本文も少なめの傾向が強い。
この辺りは対象ユーザーが違うから、それに合わせたほうがいいかな。あと最大だけではなく、最小文字数も決めておくと投稿のしやすさをコントロールできるね」
あと、これは改善後の課題になるけど、連載機能の追加は必須かな。それとジャンルやキーワードなんかの検索用の設定。感想やレビュー、閲覧あたりの制限も付けるのもありかな。あとランキングを実装するのであれば評価ポイントの設定も必要になる。
ジャンルに関しては、色々な意見があるから結構難しいね。検索しやすいように作るのが大事。まぁ、そのあたりは様子を見ながらでいいと思うけど、考えておいて。
ひとまず、一話だけの投稿はできるようにしておくこと。じゃぁ作っていこうか」
「よし、頑張る」
凝ろうとすればどこまでも凝れますが、最初は最低限の機能だけ作りましょう。
多分タイトルとかあらすじとかジャンルとか色々と既存のサイトに不満を持っている人もいるかと思います。そのあたりは、サイトのコンセプトによってとる戦略が変わるのでどれが最適解とは言えないのです。
実際にユーザーが使ってるのを見ながら変えていくのが健全だと思います。
最初からぎちぎちに仕様を決めるとろくなことがないですね。