14日目 画面設計をしてみよう
使う画面に凝るのも大事ですが、ひとまず大雑把に作ってしまうのがいいです。
自分だけが使い勝手良くても、他の人には使い勝手が悪いかもしれません。
他の人に使われてから使い勝手をフィードバックしてもらうのがいいと思います。
「作る機能の選定が終わったら次は画面を設計していこう。あんまり詳細ではなくてもいいけど、何を置くかだけ考えておこう。まず一番最初に考えるのは外枠。ヘッダーやフッター、ナビゲーション関連。あとPCとかの大きい画面のカラム。
まずはこれを考えよう。基本的に外枠のテンプレートを作って、中身をはめ込みして作るのが基本的な作り方。スマートフォンの画面を基準にして、そこからPCなどの大きい画面を設計するのがいいと思う。
今の閲覧媒体ごとの割合は6~7割がスマホ、2~3割がPC、1割程度がタブレット。もちろんサービスによっても異なるけど、小説投稿サイトに限ればスマホ優先で問題ない。
いくつかの運営公式が発表している資料を見てもスマートフォンで見る人が多い。特にケータイ小説から進化していったサイトは特にその傾向が強くて8割~9割がスマホによる閲覧だったりする。
隙間時間に見ることが多い小説投稿サイトだと、スマホの画面を優先して作るのがいいかな」
「確かにね、スマホばっかり使ってみてるなぁ」
「そんなわけで、画面レイアウトを作ろう。まぁ外枠と最低限作る機能だけでいいから作ろう。もとになるサイトがある場合は、それを参考にして作るのがいいと思う。なじみがある方が移行しやすいし、まぁ、分かりにくい部分は改良すればいいかな。
ログイン画面や検索画面なんかは大体形式が決まってるからそこまで考えなくてもいい。定番のデザインがあるのはそのままでいいかと思う。Topページと閲覧部、小説を書くところに力を入れるといい。
ひとまず考えてほしいのは、外枠、小説の執筆画面、閲覧画面、コメント欄だね。検索、ログイン、ヘルプ、利用規約、閲覧設定あたりはデザインが決まっているものが多いから、そっちに合わせる。
画面のイメージができたら、次は作る機能のリンクとかどこに何を置くかを考えておく。
例えば閲覧画面だったら、作者へのリンクだったり、どこをクリックすると飛ぶかを設定する必要があるので、それらを考えておく。まぁ、既存のサイトを引き継ぐのであればそのサイトの構造を真似してみるといいかな。新しく登録してくるユーザーにとっても分かりやすいし、使い勝手も変わらない方がいいからね」
「あ、確かにね」
「ということで考えてみて、細かいところは実際に作りながらやる感じで」
画面はスマホを優先で作って、PC画面は後で、タブレットは余裕があればでいいかと思います。最悪スマホだけのレイアウトを他に適用しても良いかと。
小説投稿サイトはどんどんスマホ割合が高まってきているので、なるべくスマホに合わせるのが無難なところです。ただ、執筆や編集画面はPCも考慮しておくといいかと思います。直接書く人も多いので。