8日目 Git/Sourcetreeで頑張るバージョン管理
これから開発のための準備運動です。いきなり作り始めると大体挫折するので簡単なものを作っておきましょう。
今回はバックアップのためにバージョン管理ツールを入れます。これがあると便利なので使えるようにしておきましょう。
「今日は開発に欠かせない物を準備するよ」
「何それ」
「バージョン管理ツールのGit。Webアプリケーション開発ではバージョン管理は必須。例えば新しい機能を追加してリリースしたけど、うまく動かなかった場合なんかに、昔の状態に戻したい場合がある。そんな時にバージョン管理をしていなかったらそれすらもできなくなっちゃう。
またバックアップという意味でも非常に役に立つし、複数人での管理もできるという優れもの」
「そういえばGitHubとか聞いたことあるなぁ。便利だってよく聞くけどどんなものかよくわからないんだよね」
「ん、ちなみにGitとGitHubは別物だよ。まぁそのあたりも説明していこう」
* * *
https://git-scm.com/downloads/logos
「まずはGitについて説明する。
Gitはプログラムのソースコードなどの変更履歴を記録・追跡するための分散型分散型バージョン管理システムの一つ。もともとLinuxのソースコードを効果的に管理するために2005年に開発された。
リポジトリと呼ばれる管理したい情報群の変更を記録して、必要に応じて複製、過去の状態に戻す、復元することができる。とても手軽に、便利に使えるのでバージョン管理システムのデファクトスタンダードとして利用されている。
よくGitと混同されがちなGitHubはソフトウェア開発の”プラットフォーム”。Gitはシステムで、GitHubは場所のこと。 Gitで管理しているソースコードをGitHubに置くことができる。GitとGitHubの違いは管理システムそのものか管理するものを置く場所という違い。
https://github.com/
外部に管理システムを置くことで、他の人と連携して開発を行ったり、開発内容を公開したり、バックアップとして利用することができる。オープンソースプロジェクトでは大活躍。
GitHub以外にも、そういったプラットフォームはあって、BitBucketも有名だね」
「そんな違いだったんだ」
「あとはSourceTreeの紹介をしておこう。Git単体だと結構使いにくいから、それを使いやすくしたのがSourceTree。Gitの操作ができる無料のデスクトップアプリケーションで簡単に視覚的にgitコマンドを使うことができる。
https://www.sourcetreeapp.com/
バージョン管理するために、SourceTreeのインストールあとGitHubのアカウントを作って、簡単なコマンドを勉強しておこうね。もちろんなくても開発はできるけど、使うのと使わないのとでは開発効率が全然違う。また複数人で開発するときは必須ともいえるので勉強するのが無難だね」
「なんだかよくわかんないけど、まぁ頑張ってみる」
このあと、GitHubのアカウントを作って、SourceTreeのインストールした。なんだかプログラマーみたいな感じになってきたな。
ソースコードのバージョン管理にGitを使うのはもはや当たり前……になってますね。
最近だとエンジニア以外の業種でもGitを使っている人も多くなってきてます。技術本を書く人は執筆のバージョン管理にgitを使っている人が大半になってる気がします。そのうち小説家の人も当たり前のように使うようになるかもですね。
Gitと連携する小説投稿サイトもありえそうですね。