小学生時代 1-1
短いですがお許しを。
桜が舞い散り、小学校の入学式にはうってつけの日。
私は初めて行く小学校にドキドキしていた。
真新しいランドセル。
お爺ちゃんんが買ってくれた、薄紫色のランドセル。
母の手をギュッと握って不安げな声で
「お母さん。友達できるかな?お家帰りたい...」
と声をかける。
母はこちらを見て、微笑みながら
「れんちゃん。大丈夫。たくさん友達ができるよ。
そのうち、おうちにいる方が嫌になるくらい楽しい毎日なるよ。」
と言って頭を撫でてくれた。
お母さんの優しい声、お母さんの温もりにほっとして私も母に笑顔を返した。
私のクラスは1年2組。
半分は同じ保育園を卒園した仲間だった。
母親同士も仲が良い人が多く母は安心している様でもあった。
「れんちゃん。同じクラスだね!いっぱい遊ぼうね!」
そう声をかけてくれたのは知恵ちゃん。
保育園が一緒でよく遊んでいた子だ。
「ちえちゃんと同じクラスでよかった!
もちろんいっぱい遊ぼうね!」
私たちは担任の先生と思われる女性が入ってくるまで話していた。
担任の先生は優しげな雰囲気の女性で、「いちのせ えり」と平仮名で黒板に書き自己紹介を始めた。
「みなさん。入学おめでとうございます。
一ノ瀬絵里と言います。
みんなとはゆっくり仲良くなれていったら良いなと思っているのでよろしくお願いします。」
一ノ瀬先生は小柄な先生で、笑った時にエクボができるのが印象的な優しい雰囲気の女性だった。
その後、体育館に入場し、入学式は滞りなく行われた。
入学式後は在校生は退場させ、クラスごとに集合写真を撮り、その日は解散になった。
来た時と同様に母と手を繋いで、歩いて家に帰る。
胸には明日から始まる学校生活への不安と、期待が胸いっぱいに広がっていた。
中々書き方が安定しないですね。
試行錯誤しながら描いていきたいと思います。
豆腐メンタルなので優しくご指摘いただけると嬉しいです。