劇場での立ち見は盛り上がるがつらい
スミス殿、最強説!
俺はビクビクしながら、アテナ様とアルテミス様にお伺いを立てた。すると、結構すんなりオーケーをもらえた。さ、これから作業だ。
「はああああ?隣に神殿を立てる???????」
サーシャが怒鳴る。確かに作業の音はきになるかもね。空間断絶スキルで音を遮断しても。
「まあ、好きなようにやんな。でもね。あんたの本業は忘れないでね。」
俺はうさみーるのうさちゃんと、たまの猫ちゃんを神獣かマスコットにすることを約束した。
ちょっと待て、アテナ様のマスコットってふくろうだったっけ?まあ、そこらへんも要相談だ。
建立自体は、俺のスキルと、スミス殿のスキルで1週間もあればなんとかなるだろう。そう思いたい。あとは細部だが、そこらへんはスミス殿がうずうずしているのでまあ、いいかな。それにしても、最近忙し過ぎないだろうか。俺の平穏な時間を返せ!
1週間でできる。そう思った時もありました。そんな俺を殴りたいです。無性に。作業は困難を極めました。というのも、やはり地下室を作るノウハウに我々が欠けていたからです。そこで、一気に、部屋を作って換気口をきちんと作り、それから埋めるという本末転倒な方法で地下室を作成いたしました。ついでなので、ずっと掘り進めて、猫カフェの地下からも行けるようにしました。もっとついでに、隣の女神様の宿舎とも地下の通路でつなぎました。なんだか、もぐらになったような気分です。まあ、女神様たちはいつも瞬間移動なのですが。
前に女神様に瞬間移動について相談したら、大声で両手をあげて、らんらんるーと3回繰り返せば、どこにでも行けると聞いて瞬間移動はその瞬間、封印スキルとさせていただきました。女神様がやっているところを見たことがないので、俺限定の呪文なのでしょう。とほほです。
結局2ヶ月かけて完成しました。俺たちの女神様劇場、もとい、神殿が。するとスミス殿が、神官のコスチューム、もとい、服を作ってプレゼントしてくれました。
えーと。これ。本当に俺着なくちゃいけませんか。どうみても、ご当地アイドルを応援している親衛隊のオタクなんですが。まあ、ご当地女神様の親衛隊としてはふさわしい服なのかもしれませんが。どうしてこんなの知っているんでしょう。はっ!まさかスミス殿も転生者??????
日本人の制服好きはどこからきたのでせうか。