男はつらいよ!
いつも読んでいただきありがとうございます。
「うお、ついに出た!コジロー様ストラーーーーーーップ!」
「ア、アン殿、私のスーパーシークレットのゴールデンミーちゃん様ストラップと交換してくだされ!」
「ケイトさんのコタロー様ストラップと交換してくれたらいいわよ。」
「くっこれは命より大切なものなので交換は不可能!」
「じゃ、交渉は決裂ね。」
こいつら無邪気だな。それにしても毎日ガチャ、飽きないのかな。ハンモックに揺られて店から聞こえてくる喧騒を横目に俺は寝ようかな。と思った。すると、向こうから巨大な荷物を抱えた美しい金髪の女性が歩いてくるのを見た。こいつは、誰だっけ????
「タクト様、今日からミリカもここに住まわせていただきます。」
あ、そうだ、ミリカだミリカ。やべー忘れてた。ルックスだけはドストライクなんだよな、こいつ。って、今なんて言った?????
「毎晩、ここの宿屋から通うのも飽きましたし、何より、夜、ご主人様と、他の奥様方が同衾していらっしゃるのに、私だけのけ者は嫌です!」
はぁぁ?わけがわからない。俺に妻なんかいないし、これ以上あのベッドに寝る人が増えたら俺の寝る場所がなくなってしまうではないか!!!!!あ、いいこと思いついた!
「もちろんです。では荷物をお運びしましょう!」
俺は奴の荷物を二階に持って行った。荷物は、そうだ、俺の作業場の隣が空き部屋だから、そこにしよう!そうしよう。あそこ微妙に床がきしむし、いやなんだよな。
「こ、ここはご主人様の作業場の隣!ミ、ミリカはうれしゅうございます。よよよ。」
泣き出したと思ったら、いきなり、優雅に礼をした。
「これからも末長く、よろしく可愛がってくださいませ。お願いいたします。」
「ああ、よくわからんが、任せろ!」
「マリカはうれしゅうございます。ご主人様」
いきなり抱きつかれた。い、息が苦しい!お前は頭がバカか。胸に顔があたったら窒息するわ!こいつは今日から乳おばけだ。そう決めた。
なんとか振りほどいて俺は階下に開発中のぐっすり安眠君ベッド3号と快適安眠君枕2号をセットした。こいつは絶対大ヒットだぜ!
夜、俺を探しにきたみんなに見つかって上に戻され非常に苦しい体勢で寝ることになったのはご愛敬。
ミリカさんが巨乳だったとは!スレンダーなイメージがあったのでびっくり!