ハーレムの夏、温泉の夢
あらすじ:ハーレムキングことタクトは、ついに願い事を叶えてくれる泉にたどり着いた。女神は問う。お前が結婚したいのはこの金髪の娘か。それとも銀髪の娘かと。タクトは考え込んだ。
俺がハーレムキングだという、酷い誤解はすぐとけたようだ。
「で、ではタクト様は、未だに清い身であると?」
この声は、誰だっけ、そうそうミリカだ、ミリカ。綺麗すぎるところが欠点だ。あと怖い!
「清い身、ってあんたいつの時代の人なの。そうそう、こいつDT!たくさんの女性に囲まれてるけど何もできないヘタレ」
この声はサーシャだ。俺の1番弟子だ。えーとそれであってるよな。後、俺の舎弟。というか、最近、こいつひどくね?
「でも、そんなタクトが私は好き!」
これはミケ。かわいいやつだ。後で撫でてやろう。
「そ、それは私だって好きよ。」
サーシャ、本当か?
「ランちゃんもすきーなのー!DTってな〜に?」
ランちゃんいい子や。後でサンドイッチの具を送料してあげるからね。DTは、大切なもので、それを捨てるとはとんでもないという認識で一致しているものだよ。
「妾の旦那様のハーレムにまた新しいメンバーが追加された。めでたい。」
やいポンコツ王女、ハーレムっていうな。別に俺が望んで作ったもんじゃねえ。
「まあ、こいつのレベル、もう158だしね。」
「えええ、タクト様、精霊王様と友人だと思っていたので、すごいすごいとは思っていたのですが、レベル、そんなに高いんですか。人間ですか。」
サーシャ、昨日159になったばかりだ。その情報古いぞ、そして、ミリカよ、俺は人間だ。
「すみません。皆さんが、すごく自然にされているので、言い出せなかったんですが。」
「どうしたのミリカ様」
「どうして、このお風呂にタクト様が、あの、その、いらっしゃるのでしょうか。」
そうなのだ。俺は拉致されて、お風呂に一緒に入っているのだ。とほほ。女性ばかりで、鼻血が出そうだから目をつぶっているのはけして俺がDTだかでもチキンからでもない。トリ頭でももちろんないから、そこんとくよろしく、ベイベ!
ほらほら〜〜〜〜。誰かが俺にお湯をかけた。誰だ!
目の前に天使がいた。金色の髪、清楚な佇まい、そして、裸だった。
「きゃーーーーーーー!」
俺は殴られて気絶した。鼻血が出ていたのは、興奮したからじゃないからな。俺の名誉のために言っとくぞ!!!
次回の、『いけいけハーレムキングタクト様』は、ゴージャス松本、プリティ井上、ラブリィ吉川の3本立てだよ!みんな読んでね。(個人の感想であり、効果・効能を保証するものではありません。)