猫道中再び?
白猫も大好きです。
「タクト殿!どうして、こんなに高いんだ!」
「坊主!ぼりすぎじゃないか!」
うるさいうるさい、お前らのせいで激しく損したんだ!ここで取り返さなくて、どこで!
「もう〜、店長は、ハンモックで寝ていてくださいのん、邪魔なのん!」
ランちゃんに怒られた。くすん。一人寂しくハンモックで揺られる。王国武闘会の負けは大きすぎた。どうやったら、この負けを取り返せるんだろう。
『あーあー聞こえますか。テステス!』
う〜んう〜ん。
『ちょっと!聞こえてるんなら返事しなさいよ。』
う〜ん、う〜ん。
『あんた、ちょっと返事しなさいよ!』
はっ!幻聴か??????
『幻聴か、じゃないわよ。』
ミーちゃん様か。
『何よ、その変な呼び方』
じゃ、偉大なるミーちゃん様かな?
『やめなさいよ、気色悪い。それより、嫌なんだけど、また、猫道中、そこで、撮影させてよ。ディレクターが、そこは視聴率持ってるから頼めってうるさいのよ。』
いくら払いますか?
『はぁあああ?』
世の中お金でございます、というか助けてください。
『いいわよ。いくら欲しいの?』
前金でお願いいたします。ミーちゃん様の特殊能力でなかったことにされたら困りますので。
『ちっ!』
やっぱり踏み倒す気だったか。その手には乗らん!
『じゃ、明日、そっちに行くわよ!』
こうして、第2回目の猫道中が猫カフェたまにやってきたのであったとさ。ちゃんちゃん。
ミーちゃん様、怖いです。