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コタローのリハビリ

ケイトさんは、実は猫派です。

コタローのリハビリのため、おつかいクエスト、もとい、採取クエストを引き受けることにした。コタロー街中だと、女の子とすれ違う度、ビクビクして、俺に張り付いて来るもんだから町の外に行くことにしたのだ。こういうストレスは大自然の元で解消するのが一番だ。


どうやら、また、薬草が足りないらしくてセオドアやケイトから、物凄く感謝された。コタローのリハビリをする上に、金も稼げて一石二鳥だからぼろい。


ファイヤータイガーがこちらに向かってすごい勢いでかけてくる。


「幻獣様、どうぞ、これをお納めください。」


コタローの前に次から次へと動物や魔物が来て、あっという間に、貢物が山積みだ。よく見ると、どうやら頼まれていた物も集まってしまったようだ。


こうなったら、とことん散歩を楽しむか。しかし足が痛い。


寝転んで空を見る。おーい、コタロー元気かー。空が青い。


「はーいタクちゃま」


死んだような声がする。まだ、ストレスがなくならないようだ。白いくも。ぐぅ〜。


気がついたら貢物の山の中に埋もれていた。そして、元気がまだ出ないコタローがいた。


「コタロー、じゃ、これをまず、持って行くからそのあとで遊ぼうぜ」


大変感謝されて金貨6枚を手にした。


「よし、コタロー、俺を猫ちゃんにしてくれ」

「タクちゃま、いいの?」

「人間の姿だと力がでないから全力で散歩できないしなぁ。だから猫ちゃんになって一緒に遊ぼうか」


猫ちゃんになって、しばらく鬼ごっこして遊んでいると、声がした。


「ふぉおおお、タクト殿のところの猫ちゃんたちではないか。散歩か?散歩してるのか?夢か?これは夢か?」


ケイトだった。そのあと、よだれまみれになって、家まで送ってもらった。ただで散歩ができたケイトは、満足げだった。こっちはよだれまみれでうんざりだったけど。


ぐったり疲れた俺はベッドに向かった。


「ふふふふ。」


嫌な予感。


「猫の姿に身を変えたのが、運のつきにゃ!交尾するにゃ〜〜〜!」


ミケに追いかけられ死に物狂いの鬼ごっこが始まった。コタローも俺を助けているうちに、ちょっと気が晴れたらしい。


しかし、引きこもることになった。俺が。もう少しでパパになるところでした。女の人怖い。ガクブル、ガクブル。


甘噛みが得意です。

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