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のぞみちゃん妻を娶る

鈍亀です。暑いです。これも短いです。どうもすみません・・・・・・。

「くはは!俺の方が全然はやいぜ!な、うなぎ!」

「まあね。」


俺は、ひかりちゃんとのぞみちゃんのタイムを比べてみた。ひかりちゃんは、俺が宅配の仕事が忙しくなってきたので、召喚した新しい猫ちゃんだ。かわいい白猫だ。ちょっと小さいがキュートだぞ。


「先輩、すごいですぅ!」

「くははは!褒めろ、褒めろ!まあ、ひかりじゃ、のぞみには勝てねえぞ!」

「はい。精進します。」

「よしよし、ははは、俺のお嫁さんにしてやろうか、並べ並べ!」

「はい。」

「・・・・・・・・・・。」

「・・・・・・・・・・。」


えーと・・・・・・。のぞみちゃん、自分で言い出して、なぜ固まっているんだ?


「よしよし、じゃ、この宅配便の会社は、のぞみちゃんひかりちゃん夫婦に任せようか。」

「はい、ありがとうございます!神様!」


というわけで、サクっと、のぞみちゃんのお嫁さんも決まったし、この会社も安泰だな。俺は、ますます猫カフェに集中できるぞ!


そう思った日々もありました。


「う、うなぎ、か、匿ってくれ!」

「はあ?なんで?」

「ひ、ひかりが、来る・・・・・た、たすけて・・・・・。」


のぞみちゃんは、ベッドの下に隠れた。


「神様・・・・。ここに私のダーリン、きませんでした?」


俺はそっと、ベッドの下を指差した。


「う、うなぎてめえ、裏切ったな!」

「神様、ありがとうございます!」


ペコリと可愛くお辞儀するひかりちゃん。


「さあ、八百屋さんのお嬢さんに色目を使った言い訳をしてもらいましょうか。」


ズルズルと引きずられていくのぞみちゃん。


「た、たすけてーーーー!」


なむー、君が悪いぞ、のぞみちゃん。


「浮気者には死あるのみ!」


ポツリと、隣に立ったミリカが俺につぶやいた。


「そうですよ。ふふふふ。浮気したら、ボク何するかわからないヨ。」


シェールが不気味に微笑む。ちょっと待て!これって、のぞみちゃんの話だよな。


俺は、なぜか、2人にずるずる引きずられていきながら、世の中の無常を感じたのであった。とほほ。


これからもよろしくお願いいたします。

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