自転車はあまり人気がない
鈍亀です。とても短いのです。申し訳ありません。もう暑くて夏バテです。バテバテです。
俺は、なんとか自転車を普及させたいと思って、頑張っていた。
「ほらほら、楽しいよ。」
俺はスミス殿謹製の自転車を漕いで見せたのだが、誰も興味を持ってくれない。
「それって、自分でペダルを回して前に進むんですよね。」
「そうだよ。」
「めんどい!」
「ええー!」
ケチャもランちゃんもちょっとだけ俺をちら見して、興味を失ったようだ。
「そんなので、遊んでいないで、サンドイッチでも作ってください。」
俺は、ちょっと落ち込んだ。なんだか、受けが悪い。どうも自分で漕いで前に進むというのが、よくないようだ。
「すみません、この自転車、自動でも前に進むようにできないですかね。」
「か、簡単だけど、魔石を使うから高くなるんだな〜。」
俺は、自動アシスト自転車を手に入れた。ところが・・・・・・。
「ふーん、すごいな。さ、猫ちゃんでも撫でにいくか。」
「なるほど、べんりですねー。」
ケイトもシェールも全然興味を示さない。
どうも、2輪しかないので、練習が必要であるというのも、受けの悪い理由なのだろうか。そこで、俺は、バギーのような自動自転車を作ってもらった。
「こ、これ、自動馬車と値段がそんなに変わんないんだなぁー。」
うーん、どうすればいいんだ。
俺は、試しに売り出してもらったが、全然売れなかった。それはそうだろう。4人〜6人も乗れる自動馬車と2人までしか乗れないバギーでは、勝負にならない。なんとか半額にならないものか。俺は、頭を悩ませた。
「タクシー!」
「はい、お待ち!」
俺は、最高の解決法を思いついた。市民ではなく、タクシー会社をおこして、そこで、このバギーを使ってもらうのだ。くくく。勝った。そして、後ろに、4人乗りの馬車をつければ、ほら、どうだ!観光馬車に早変わりだ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
「みなさん、家族会議を始めます。タクシー会社を作ったのはよいのですが、売り上げが簡単に猫カフェを越えていってしまいました・・・・・どうすればよいでしょうか!ガブちゃん、意見をお願いします!」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ダダ!・・・・・・・・・・・。」
「えー、いい加減にしろ、朝の3時だぞ、と。貴重なご意見ありがとうございます。しかし、もっと、建設的なご意見をお願いいたします。」
「・・・・・・・・・・ダ・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
「そんな会社を作った俺の自業自得だと・・・・。くっ確かに、いいポイントですね。では、のぞみちゃん、いかがですか。」
「うへへへへ。みんな、俺の体は1つしかないぜ。はははは・・・・・・・・・・・・。」
「えーと。困りましたね。では、マーガレット王女、いかがでしょうか。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・旦那様、妾を呼んだか・・・・・・・・・・・。」
みんなグーグー寝ているので、諦めて、電気を消した。次の日、みんな調子が悪いと店をサボったので、全俺で対処した・・・・・・・。うーん。誰のせいだ!忙しすぎるぞ!
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