永遠の夏
鈍亀です。暑すぎて、更新がままなりません。オリンピックのせいではけしてないのです!たぶん。よろしくお願いいたします。
「ダダダ!」
うん俺もちょっとおかしいと思っていたんだよね。
「ダダダダ!」
いや、それはわかっているんだけどさ。
それにしても今年の夏は例年になく暑い。どうして、こんなことになっているんだ。俺は、うだりながら、つぶやいた。ガブちゃんの指摘を待つまでもなく、何かがおかしい。いや、暑いな。これは、あれだ、あれ!アイスか、かき氷でも販売するか・・・・・。俺はちょっとした違和感を感じたが、ま、頭がうだっているからだ、と結論付けた。なぜこんなことになったのか。全ては2週間前に遡る。
「へっぽこ丸が使ってた星、この星と連結したいの。」
スーザン博士が、俺に相談しにきた。
「えーと、わざわざ、星を持ってこなくても、ポータルを作ってそこを通ったらいいんじゃないですかね。」
「確かにそうなんだけど、向こうの星、こっちの星につないで、機能を回復したいのよね。調べたいことが多いし。」
「なるほど、だったら、俺たちが先に乗り込んで、機能を回復してみましょうか。」
俺とガブちゃんは、星に乗り込んで、機能を回復したはずだった。はずだったのだが。
暑い。気が付いたら、なぜか、猫カフェで暑さにうだっていたのだ。うーん。何か変だ。
「ダダダ!」
「起きろって?起きているよ。」
「ダア!」
いきなり、ガブちゃんが、ぽかりと俺を殴った。
俺は一瞬、機能を回復した星の上に戻っていた。いやはや、危ない。あれって、幻覚を見せる防衛システムなのだろうか。こんな子供だましたにひっかかるなんて・・・・・。それにしても暑い。今年の夏は、どうして、こんなに暑いんだ。
「ダダダ!」
うん俺もちょっとおかしいと思っていたんだよね。
「ダダダダ!」
いや、それはわかっているんだけどさ。
「ダダッ!ダァ!」
わかってるって。これって、みんな幻覚で、俺たちは、へっぽこ丸の星の上にいるっていうんだろう。みんなわかってるって。記憶もあるし。そんなことより、アイスを提供したら、いいと思わないかい。
「ダ・・・・ダァ!」
「だから、幻なんだろ。わかってるって。しかし、暑いなぁ。こんなに暑いとやる気がでないよね。」
「ダァ・・・・。」
うん俺もちょっとおかしいと思っていたんだよね、って。あれ?俺、さっきも同じこと考えてなかった?そうそう、スーザン博士に頼まれてさ。それから・・・・・。そうそう。夏に何を売り出すかだっけ?暑すぎて集中できない。
その瞬間、ガブちゃんが、星を思い切り殴った。その瞬間星が揺れて、星の機能が停止したようだ。
「ダ!」
「あ、そうか。」
俺は、急いで、星から力を吸い取った。危ない危ない。危うくワナに引っかかるところだった。これで、星の機能が戻っても、防衛システムは、切れたままだ。
「ダダ!」
「え?その手を離せだって。」
「ダダダダ!」
「暗示をかけられて、防衛システムを回復しようとしているんだって?まさか。」
俺は、スイッチを入れた。暑い。本当に困った。今年の夏は、いつ終わるんだろう。
その瞬間、俺とガブちゃんは、跳躍した。
気がつくと、猫カフェに戻っていた。季節は秋。戻れたようだ。
「ダダ!」
「え?俺は呪いがかかっているから、ワナに簡単にかかるから、ラムダを連れて行くだって?」
なんと、自分の子供に信頼されていないようだ。とほほ。
ところが・・・・・・ガブちゃんは、ラムダを連れて帰ってきた。
「ダァーダ・・・・・。」
なるほど、ラムダは、人間に近すぎて影響をもろに受けてしまったわけね。
「ダダ・・・・・。」
ああ、花畑に誘導されて、そこで、ゆったりする夢を見せられたわけか。それじゃ、だめでしょ。あ!
俺は閃いた!
「うなぎ、で、俺に何をしてもらいたいって?」
「簡単なことさ、悪いけど、防衛システムのスイッチを切っちゃって欲しいんだ。」
結論から言うと、問題なく、防衛スイッチは切れました。そうだった。感受性が低ければ低いほど影響は受けないんだった。
俺は、スーザン博士に報告した。たいそう喜んでもらえた。防衛システムは、万が一を考えて、取り外しておいた。
せっかくだから、ついでに・・・・・。
俺は、庭で、永遠の夏を楽しんでいる。なるほど、防衛システムにもこんな使い方があったのか。俺は流れ落ちる汗をぬぐってかき氷を食べた。ふぅー。夏最高!
お読みいただきありがとうございました。更新がこんな感じで申し訳ありません。これからもよろしくお願いいたします。