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コレ〜ちゃん様は辛党

亀です。暑くて、更新がままなりません。すみません。こんな低速更新ですが、よろしくお願いいたします。

おっひさー!コレーちゃん、華麗に参上!じゃじゃじゃじゃーん!


コレーちゃん様が、突然、俺たちが、うんうん唸っていると現れた。ラザルスをはむはむしつつの登場だ。


「あ、ちょうどいいや。コレーちゃん様、今度の新しいメニューなんだけど食べてみて、あ、ラザルスも。」


ラザルスは、コレーちゃん様に抱えられて脱力したように、ぷらーんと足を伸ばしている。うん、大変だな。


「なにこれ?ちょっと美味しそう。」

「えーとこっちがバナナケーキで、こっちが、モンブラン。そして、これが極め付け!栗饅頭だ!」


そうなのだ。俺は、目覚めた。甘栗以上の美味しさを求めて、ケーキを作ったのだ。どや!


「か、神様、こ、こんなおいしいもの食べたことがないです!」


ラザルスが感激して、涙を流しながら食べている。よかったよかった。


「うーん、おいしいけど、何かたりないなぁー!わかった!わさびだ!」


あ、コレーちゃん様、アウトー!多分、この人、辛党だ。俺は、日本から激辛ジョロキアハバネロ元帥チップスを取り寄せて、食べさせたら、発狂したように食べ始めた。


「なにこれ、ふぉー!ふぉー!こ、こんなおいしいものがこの世に存在したとは!!!!」


あ、これ、短期間だけ日本で発売されて、あまりの辛さにこのシリーズにしては珍しく売れなかったチップスなんだよな。


「も、もうないの?」

「はい、もうありません。それが最後の1袋です。」

「うぉおおおおおお、のおおおおおおおおおお!」


ど、どうした、コレーちゃん様。


「もっと食べたいよー!えーんえーん!」


いきなり泣き出した。うーん、いつもお世話になっているコレーちゃん様だからなー。あ、そうだ。


「頑張って探してみますが、条件が1つあります。」


すると、伏せていた顔をはっ!と持ち上げた。目がきらきら・・・・というかギラギラしている。


「な、なに?」

「1週間に2回だけラザルスを猫カフェで働かせてあげて下さい。」

「2、2回も!ラザスルを?」


俺は頷いた。ラザルスの死んでいた目が蘇った。


「そ、それはダメー!この子いないと私しんじゃう、しんじゃう、チンジャオロース!」


うーん・・・・・・・。


「じゃ、この件は、なかったということで・・・・・・。」

「わ、わかったわ!そ、そのかわり、1週間に10袋!いえ、1箱要求するわ!」


えーと、1袋食べただけで翌日、トイレが辛いのに、そんなに食べたら、お尻大爆発になりますやん。あら、やだ、奥さん・・・・・・・・。俺も1袋食べて翌日のトイレで尻から火がでて危うく、月まで飛びそうになりましたよ。大丈夫?


「私を誰だと思っているの。コレーちゃんよ!問題ないわ!」


あ、心を読まれた。じゃ、取引成立ですやん。


ラザルスが、両手を合わせておがんでいる。そんなに、嬉しかったのか???


早速、週末はラザルスに来てもらうことになった。


「なあ、ラザルス、お前、コレーちゃん様のところ、いや?」

「神様、いやじゃなんですか。四六時中ベタベタされるのと、はむはむされるので、疲れてしまいます。ですから、この2日があれば、仕事が乗り切れます!」


キリっとしていった。どうやら、ラザルス君は、立派な社畜体質のようだ。まあ、普通の人からみたら、週休5日なのだが、ラザルス君視点では、週休2日の感覚なんだろうな。でもね、俺からみたら、それって、立派に週休0日ですから!


コレーちゃん様には、ハバネロ味の柿の種を送ったら、泣いて喜んでいた。普通こういうものを送られたら、嫌がらせかと泣くものだが、コレーちゃん様は嬉しくて、ガチ泣きしていた。もっと辛いもの、買ってあげなくちゃね。


そして、俺が、猫カフェでモンブランと栗饅頭を出すと、たちまち栗好きが集まってきて、大変なことになった。俺は、手が動かなくなり、スミス殿に泣きついて、泡立て器などを作成してもらった。手があがらなくなったからだヨ・・・・・・・。俺にサボりぐせがついているからじゃないよ!


そして栗饅頭は、俺たちの街にくる人必須のお土産となった。それにしても、ここにくる目的が栗饅頭っていうのはどうなんだろうな、と俺は思った・・・・・・・。普通は、何かを見物してついでにその土地のお土産を買って帰るもんじゃないか。栗饅頭を買う目的だけで、ここまでくるっていうのはどうなんだろう。


俺は、張り切っているラザルスに売り子を任せて、ハンモックで、これからの店の方針について、考えるのであった。ぐぅー。

いつもコメント、ブックマーク、本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。

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