スーザンランドの興亡
亀です。これも短いです。すみません。
「まあまあ、子供の時からの夢だったんだよねー。自分の遊園地つくんの。」
「だからって、こんなどでかい遊園地を作る必要ってありました?しかもこの国で一番大きな施設になっちゃってるし。」
俺はスーザンランドを見てため息をついた。今、増築工事をしているのは、スーザンランドのとなりの宿屋だ。宿屋といっても、地球にあったホテルに比べても遜色ないほどの大きさだ。
「でさ、この宿屋、こんなにゴージャスに作る必要があったわけ?」
「いやー子供の時からの夢だったんだよね。遊園地に泊まりに来てすごいホテルに泊まるの。」
俺はため息をついた。その宿屋には、レストランがくっついている。そのレストランも一流だ。もう、どうなんってんの?
「でさ、なんで、こんなにすごいレストラン作る必要あったんだよ。」
「やっぱり、一流のホテルでは、一流の料理が食べたいじゃん!」
えーと。スーザン博士!お前、なにしてくれたんですか。ここに来て、巨大ホテルとレストランとは・・・・・・。がっかりだよ!。バランスブレーカーここに極まれりだ。せっかく、のったりまったり、ゆっくりとスローライフを送っていたのに文明がこっちに追いついてきちゃったよ。もう。
すると、誰かが、こっちに跳躍してくる気配がした。これって、コジロー?いや、コタロー?誰だ?えらく知っている気配なのだが、わからない・・・・・・。
「俺だ!」
「って、俺かよ!」
「そうだ。」
「で、いつの俺?」
「いつの俺も何も、お前、前に、自分で自分を10分割にしたじゃん。」
「あ、したした。」
「で、案の定、9つだけ回収して、俺のことを忘れてたから、仕方なく猫ちゃんを育ててここまで辿りついたわけ。」
「お、悪かった。ご苦労さま。じゃ、今、統一する?」
「うーん。ま、今は、やってることがあるから、挨拶だけ。後で、統一しようか。」
「わかった。なんか手助けいる?」
「うーん、誰か、建設とか数学とかに詳しい人いる?」
俺は、じろっとスーザン博士を見つめた。彼女は身震いして、逃げようとしたが、俺の方が早かった。
「スーザン博士!諦めて、俺の役に立ってくれ。こんな、ひどいことした、その償いだ!」
「ひどいことって!エンタメは、誰にでもひつよ・・・・」
向こうの俺がさらっていったので、最後の方は聞こえなかった。これで平和が訪れた。
そう思っていたのですが、ここの楽しい遊園地を知った人々が俺たちが、遊園地を閉鎖するのを許さなかった。おかげで、俺たちは毎日忙しく働いています。スーザン博士、カムバーック!
暑すぎます。寝られません。うーん。
いつもコメント、ブックマークありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。