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恐怖、パンプキンパイ!

皆様、大爆死です。もう女の子ガチャはダメなのです。悲しくなって18のガチャをしたら星6マックスでとってもいいキャラゲットだぜ!うわはははは、かつる・・・・・・。すみません。調子にのってしまいました。それでは、よろしくお願いいたします。

「タ、タクト殿、こ、これは!」

「へへーん、おいしいでしょ!これ、パンプキンパイ!」

「こ、これは、あの栗のようでいて、栗でなし、芋のようでいて、もっと上品な、うひょー!」

「ケ、ケイト落ち着け!」

「こ、これが落ち着いておらりょうか、うひょー。」


えーと何が起こった?この星の人たちが栗好きなことは知っていたので、似たような風味のパンプキンパイを作ったら、いきなりケイト大発狂である。


「これ、売れそう?」

「売れるも何も、こんなもの発売したら、奪い合いになりますです。うひょー。」

「うん、やめておこうか。」

「な、何をおっしゃる。もうこの味を知ったからには、いわずにおかりょうか。」

「いや、それをおして、お願いするよ。」

「くっ、では、時々、これを、このパイを作ってくだされば!」

「わかった、それで手を打とう。でさ、もっと実は色々あって・・・・・」


俺は、楽しくお料理をしてケイトに食べさせた。うまうま言って泣きながら食べている。ええー、ちょっと待て。るーたんかよ!


気がつくと、匂いに惹かれてか、るーたんが、フォークとナイフを持って、ダラダラヨダレを垂らしている。きちゃない・・・・・。俺はるーたんにも食べさせてやった。


しかし、俺の意に反して、翌日、開店前から長い長い行列ができていた。


「ケイト、お前、しゃべったな!」

「天使神明に誓って、そのようなことは。」

「あ、話したのね。あれ、ボク!」


シェールのアホー!でもお前食べてなかったよな!


「実は店長が作っていたソースパンをなめたら、もう天にも昇る味で、試作品のすばらしさ、栗にまさるとも劣らないすごい味が発売されるって、宣伝しちゃいました、テヘ!」


テヘじゃねえ。テヘじゃ。どうするんだ、これ。


「まあ、提供してみましょう。甘栗のように売れるとは限りませんし。」


パンプキンパイ自体は、楽に作れるし、いざとなったら、お取り寄せで、完成品が取り寄せられるので、楽だが、魔力が続くかな?


案の定、死にかけました。


「パンプキンパイ、20個!」

「すみません、お一人様、5個までとさせていただいて、王様!何やってんです。」

「しーっ!ここにはただの1ジジイとしてきておるのじゃ。王妃が怖いわけではないぞよい!」


うん、絶対嘘だ。それから2時間後、隣の国の王様まで、買いにきていた。いったいどこから、情報を入手したんだ。それからも続々、偉い人、貴族までが買いにきていた。


取り寄せで取り寄せてもあっという間に、売れていってしまう。どうしよう。そうだ!


「はい、皆様、ここからは、引換券をお配りいたしますので、宜しくお願いいたします。」


そういうわけで、引換券を配ることにした。困った時の整理券、持っててよかった整理券。ちょっと待ったー!おかしいでしょ、この大陸の人口もはるかに凌駕しているよ。って、お前らかー!


いつかの隣の大陸のスパイたちも大量に並んでいる。お前らなー!


その日は徹夜となりました。勘弁してください。


翌日、眠い目をこすりながら作業を続け、店を開ける算段ができたと思ったら、これですよ。昨日をはるかに越す人たちが、今や遅しと待ち構えていました。関係ないけど、今や遅し、と今やお寿司と似てませんか、似てませんか、そうですか。


それにしても、お前ら、なんなんだ!多すぎ、小杉、高杉だろ!


俺はズルをすることにしました。暇な時間の?俺を連れてきて、パンプキンパイ作りをさせたのです。しかし、困ったことが起きました。それは、みんなが、後悔するぞ、後悔するぞ、と脅かすのです。


俺たちは、3日3晩、頑張って、ついにバックオーダをこなしたのです。そこから、俺の地獄が始まりました。俺が、呼びにきて、また、際限のない、パンプキンパイ作りに誘われるのです。もちろん、後悔するぞ、と毎回教えてあげるのですが、あのアホ、聞く耳を持ちません。トホホ。


「おい、もうギブアップして、工場作れよ。」


のぞみちゃんが、あまりの惨状を見かねて、俺に忠告してくれます。確かに、そうだよね。


俺はスミス殿に、工場を建設してもらうことにしました。


「うーん、工場はいいんだけど、時間がかかるんだな。誰か手伝ってくれないかな。」

「手伝うって、どこをです。」

「建設工事なんだな。機械自体は甘栗用機械を流用できるから、すぐなんだけど、建物を作るのは面倒なんだな。」


俺がやってもいいけど、そうなるとその間、パイ作りが停滞してしまう。うううん。


俺は、うんうん悩んだのですが、へっぽこ丸の存在を思い出しました。あいつの本体なら、1日でやってくれる。


その通りでした。


「えーと、これって、対神用の最終兵器なんですが。」

「問題ない。」

「こんなことに使うものじゃないんですが。」

「うるさい、やれ!」

「でも、でも、だって。」

「エネルギー抜きにすっぞ!」


俺は荒々しく脅かしました。最後には泣きながら、本体が手伝っていました。封印を解いた瞬間襲ってきましたが、眠いので、俺1人で返り討ちにしてやりました。


へっぽこ丸は泣きながら、建設を手伝い、1日で仕上げましたやればできるじゃん!


そして、このでかい牛久大仏の10倍の大きさの本体を再封印して、俺は、それをパンプキンパイの看板にしたのです。どでかい、どこからでも見える牛久大仏改、いやさ、へっぽ子丸大に、それこそ、大きな看板、『パンプキンパイと、甘栗のお店、ぴょん子商会』の文字をもたせて。ちょっとシュールです。どでかいへっぽ子丸大が、看板を持っているのですから。スカイツリーの2倍の大きさの物体が看板を持っているのです。最大の広告効果です・・・・・。


そして、そこが、パンプキンパイと甘栗の聖地となって、巡礼がおこるようになりました。なんと、ぴょん子さんは歴史に名を刻むほどの大商人となったのです。


向こうの大陸の王様たちも、ぴょん子さんに跪いてお願いするようで、とんでもない権力を有するようになったのですが、本人は、お金さえあればなんでもオッケーなので、とんでもない量のお金を稼ぎ出すようになったそうです。


でもそのお金で、神デパートで、アテナ様とアルテミス様が、贅沢放題なのは公然の秘密らしいです。だって、ぴょん子さん、貯めるのには熱心ですが、使うのはどうでもいいようですから。っていうか、神デパートで、俺も服を買ってもらったのですが、あまりの着心地のよさに、毎日涙する毎日です。神デパートまじすごい。これって、横流しですか。汚職ですか・・・・・・・。


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