レベル100の日
エクスペリアZ5、猫ちゃんの写真を撮るのにいいですね。
「いよいよ時は来た!」
大声で叫ぶ。目が覚めて気がついた。いつもとは、景色が違う!体中に溢れてくるこの力!!!!ベッドに横たわったまま叫ぶ。
「時は来た!」
「うるさいにゃ!」
ペシっと猫パンチをミケからもらうが、気にしない。だって、ついに今日は、レベル100になった日なのだ。これは、過去の誰もが達成できなかった記録だろう。そして、この力があれば、ついに、猫ちゃん以外の召喚獣を呼び出せるに違いないのだ。
長かった。長かったぞ、本当に!
「ふぉおおおお!!!!」
「うるさいにゃ!!!!」「にゃ!」「んにゃにゃ!」「にゃあ!」
全員から猫パンチを食らった。ちくせう。本気のパンチだろ!ご主人様の晴れ舞台だ!よく目を見開いて見よ!
体中に今までない力が溢れてくる!これでか・つ・る!!!!ふぉおお!
「よし!!!しょう、か〜〜〜〜〜ん!!!!!!」
力のかぎり叫ぶ。
すると、魔法陣が出現し、その中央に何かが形をなしてきた!こ、これは大成功だ。
「はい、というわけで、インタビューしてみましょう、って?ここどこ!」
「うわああああああ。」
頭を抱えてしまった。そこには美猫ミーちゃんがいた。
そこで、土下座を決めた。俺だってやる時はやるんだ。死にたくないし。
ミーちゃんに傷だらけにされた俺は、正座していた。
「もう、二度としないでね!いい?」
「は、ミー様の仰せの通りにいたします。」
俺は心からあやまった。時間を戻して現場に戻るのにも1cm縮むらしい。申し訳ない。
「まあ、小さくなればなるほど人気があがるからいいけどね。」
いいんかい!
「それにさ。なんであんたレベル100がカンストだって思い違いしたわけ?」
「え?この上があると????」
「もちろんよ。我々猫族は、4掛け以上、つまり私の今のレベルは155よ!」
何、その初代ポ・・ンに出てきそうな数は?え、ということは、まだ上があんの?
「当たり前でしょ!さ、じゃ、もう呼ばないでね。」
さすがミー様、心を読まれた。そして、ミー様、消えおった。
後に残されたのは、ミー様の美しさにあてられた猫達のみ。やれやれ。それにしても、ミー様、30歳より、ずっと上じゃん。
『聞こえたわよ!言ったら、こ・ろ・す!!!』
ひーーーーーー。絶対、ミー様には逆らわないことを決めたよ、俺!
猫ちゃんの写真、集めてます。