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赤毛襲来!

赤毛のアンって本当にすごい赤毛だったのでしょうか。

「お爺ちゃん!何ここで油売ってるのよ!早く王宮にかえってきてよ!」


すごい剣幕で女の子が入ってきた。赤毛のショートヘアーで可愛い感じだ。


「おおお、リリーや、どうしたのじゃ。」


タール爺さん、ちょっとだけ女の子の方を向いて、すぐに猫ちゃんを撫で回し始めた。なんだか、悪い薬にはまった人みたいで怖い。


「ここで、すごい召喚士をスカウトするって、話はどうなったの???だいたい、次の筆頭には、私がなる予定だったのに!!!キーッ!!!」


うん、口で『キーッ』なんていう人、初めて見たよ。


「あなたね!」


サーシャの方を向いて、計測器をあてる。


「レ、レベル41……」


手がカタカタと震える。


「ま、まあまあね。でも私だってレベル38だから似たり寄ったりじゃない!」


お前の方が低かったんか。それにしてもレベル41なんて、継続召喚は、レベル上げに最適なんだなぁ。


「違うぞ、リリー、その子じゃない。でもレベル41とはなかなかの素材じゃが。ほれ、わしだって、68はあるぞい。」

「えええ、この子じゃないの?じゃ、一体誰が!!!!どこにもそれらしい人はいないわ!一体誰よ!!!!」


こいつ、完全に俺をスルーしてるだろ。はっ!わざとか?嫌がらせか????


そこにいたガウラン様、トール爺さん、サーシャが一斉に、俺を指差す。


「こいつだ」「こいつ」「これこれ」


「ええええ、まさか、こんな小さな子供が。」


そして計測器をあてる。


「レ、レベル96??????お爺ちゃん、計測器壊れた!」


おお、もうそんなになったか。猫ちゃん以外召喚できないことをしってから、あんまり気にしていなかったが、結構高いな。もうすぐカンストかな?


「合っているぞ、リリーよ。それこそが、歴史上最大レベルを達成した、坊主じゃ。まあ、覇気は全くないようだがな」

「ほんに。ほんに。」

「全く同感。こいつやる気の欠片もないわよ。」


ひどい評価をありがとう。


「えええ、じゃ、この数値ってあってるの?ガウラン様より高いなんて〜、きゅぅ〜〜〜。」


気絶してしまった。一体何がしたかったんだ。この娘さん。


「こら、その子、どうする気なのよ!」

「いや、ちょうどいいから簀巻きにして放り出そうと」


止められました。てへ。


その後、優しいコタローが、ペロペロ手を舐めて起こしてあげたら感激したリリーは、猫カフェの常連になったとさ。一体、何がしたかったんだ!あの娘!!!


猫カフェ、癒されますよね。

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