恐竜の絶滅とチュウ太郎と
亀です。更新が遅いのは、ポケモンのせいではけしてないのです!たぶん・・・・。
夕食が終わって、まったりしようとした。すると、ケチャとイーダが俺の真似をはじめた。
「今まで、手伝ってくれてありがとう。」
「ケチャも店長のことが好き。大好き。」
ふへへへへー。2人は笑ってこちらを見る。そして、役割を入れ替える。
「これで、見習いから、妻へと昇格ですわ!」
そして、キスの真似事をする。そして、こっちを見てドヤ顏をする。誰か、俺の記憶を消してくれ・・・・・。
ガブちゃんがふよふよと漂ってきて、俺の頭をぽんと叩く。
「ダァ!」
うーん、まあ、俺がやったことだから、諦めるよ・・・・・・。俺は、とぼとぼと、お風呂に向かった。すると、そこには、先客がいた。珍しくマーガレット王女とベアトリス王女だ。
二人は見つめあって、小芝居をした。
「マーガレット、ありがとう!」
そして、ひしと抱き合った。
「約束を守れなくてゴメン。」
なぜかドヤ顏で俺を見た。うーん、ちょっとムカツク・・・・・。2人は、次に役割を変えて、似たようなことをした。
「許しませんわ!愛していますわ!」
そして、また、俺の反応をうかがうようにじっと見た。うわ、いたたまれない。
誰かおれを殺してくれ・・・・・・・・。俺はブクブクブクと温泉の中に沈んだ。あれ?これ、底なしだっけ?
俺が、ぷはぁっと温泉から出ると、そこは、見知らぬ世界だった。えーと、ここどこ?
すると、向こうに巨大なトカゲが見えた。えーと。ここ、どこ?しかも夜だったはずなのに、太陽がさんさんと輝いている。
うーん、これって、恐竜だったっけ?あちこちに見える大型の恐竜を避けながら、俺は、あちこちを散策した。気になったのは、昼間だったのにもかかわらず見えていた赤い星のことだ。禍々しく赤く光っている。まさか、これって・・・・・。
やはり、この赤い星は、巨大な隕石だったようだ。俺は、どうするべきか悩んだ。俺は、それを止めようと考えたが、後ろから声がした。
「滅びるべきものは、そのままにしておかないと・・・・・。」
アテナ様!どうしてここに??
「あ、ちょうどいい。あんたも手伝いなさい。ここにいる全ての、そうねえ、25cm程度以上の生物は、私たちが用意した星に移すから。」
「はあ?滅びるべきものなんじゃないんですか。」
「滅びるべきもの、滅びたものは、もうどこに移しても大丈夫。それ以外は、移しちゃだめよ。」
俺たちは、せっせと、生物を移し始めた。赤い星がどんどん大きくなってくる。耐えられないほどに大きくなった時に、俺たちの仕事が完成した。
「よく見ておきなさい。これも一つの世界の終わりの形なのだから・・・・・・」
地面がものすごく揺れると、激しい地鳴りがした。そして、少し待っていると、大きな津波がきた。俺たちは、飛び上がってそれを避けた。空は信じられないほど、暗くなり、巨大な隕石が降り注いでくる。
「隕石によって、空に巻き上げられた地殻の一部が戻ってきたのね・・・・・」
恐ろしい光景が眼下に展開されていた。気がつくと、足にネズミのような生き物がしがみついていた。
「アテナ様、この子、どうしましょう。」
アテナ様は、じっと見ていたが、うなずいた。
「この子は、どうやら、ここで最後を迎えたようね。だから、持ち帰っても大丈夫。最古の哺乳類の一種のようね。なついているようだから、持って帰ってあげましょう。」
「アテナ様だったんですね。これを俺に見せようと・・・・・。」
「うーん。実は、一人だと面倒だから手伝わせようと思ったのも事実よ。」
俺たちは、猫カフェに戻った。
そうしたら、反省しているケチャとイーダ、そして王女たちがいた。
「ごめんなさい。嬉しかったから、ちょっとからかってみたの。」
「そうなのじゃ、悪かったのじゃ。」
「ま、いいさ。やっぱり家が一番だな。」
すると、ちゅう、と俺の袖からネズミのような生き物が出て頭の上に鎮座した。俺は、力を加えた。
「神よ、ありがとうございます。お助けいただいて・・・・・・。これから、一生懸命つかえまする。」
「そんなにかしこまらなくていいよ。君のことは、そうだな。チュウ太郎って呼ぶから。ここにはたくさん猫ちゃんいるけど、仲良くね。」
俺は、チュウ太郎を撫でて、寝る前の暑いお茶の準備を始めるのだった。
いつもありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。