表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
228/290

タクト女性になる

亀です。いつも遅くて申し訳ありません。お越しいただき本当にありがとうございます。

えーと、すみません。起きたら、女になっていました。どゆこと?


鏡をみたら、長い髪、青い目、とんでもない美少女がいた。えーとこれって、俺?・・・・・。えーとえーと???


「店長!」


イケメンボイスでランちゃんが入ってきた。ちょっと、しゅっとした少年になってる・・・・・・。えーと?


「早くうさカフェ、開けましょう!」


はあ?うさカフェ???


「猫カフェは??」

「あ、そっちは、アダムが開けているはずです。」


えーと、どゆこと???


「ふふふ、愛する奥さん、お目覚めはいかがかな?」


ゲッ!ミリカが信じられないイケメンになっている。ひぇー。なんだこれ???


「何を言ってるんだ!彼女は俺の奥さんだっていってるだろう!」


ランちゃん(男バージョン)がミリカ(男バージョン)と火花を散らしている。うーん。何が起こっているんだ。


「ど、どうしたんだいハニー!」

「店長、気分が悪いのかい?」

「ちょっとめまいが・・・・・。」

「そ、それはいけないよ、ハニーゆっくり寝ておいで。将来僕の赤ちゃんを生まなくてはいけない体なんだから!」

「だから、俺の赤ちゃんだって言ってるだろう!」

「えーと、おれ・・・・・・・・」

「おれ?」

「オーレー!!!」


なんとかごまかしたか?


2人は、にやにやと微笑んでいる。男に好かれるというのも気持ちが悪いものだ。えっと、でもおれ、今、女性なのか、ややこしい・・・・・・。


「とにかく結婚するのはおれだ!」

「いや、おれだって!」


その時、3人のイケメンが入ってきた。ちっ、イケメンいくない!


「かみさま!」


げっ!これはリースか?そして、アリーとアイカか?これはなんだ????


みんなが、おれを熱々の視線で見ている。うわ、気持ち悪い。これが、俺たち男性が女性を見るねっとりした視線なんだな。しかも、なぜか胸のあたりでとまっているし・・・・・。うーん次から気をつけよう!


「わ、わてくしは、ちょっと気分がすぐれませぬので、休みまする。」


俺は、部屋に引きこもった。わからない時は引きこもるのが一番だ。電話は二番だけどな。三時はおやつだよ。わかるかなぁ?わからねえだろうなぁ。


するとふわふわと、ガブちゃんが飛んできた。こいつ、いつものガブちゃんと同じだ。できる!


「ダダ!」


うわ、本当に同じガブちゃんだよ!何々?ここは、違う次元だって?はあ。俺が女性である可能性を反映した時間軸????何言っちゃってんの、ガブちゃん。悪いものでも食べた?


「ダァー。」


な、なんだ、かわいそうなものを見る目つきで。俺、何か変?


「ダダダ。」


頭を振っている。処置なしってどういうこと?


「届けてきたわよー!」


勢いのいい可愛い美猫が入ってきた。もしかして、のぞみちゃんか。


「のぞみちゃん?」

「うん、届けてきたよ。次ある?」


おおお、これが、俺が今まで理想としてきたのぞみちゃんの正しい姿だ。こののぞみちゃんと、俺たちの世界ののぞみちゃん、交換してやろう!


「ダダダ!」

「え?ダメだって?どうして?」

「ダダダ!」

「はあ?のぞみちゃんは、俺のもんだって?ええええ。ガブちゃん。」

「ダ!」


何顔赤くしてんだよ。ちょっと待て。うーん、子供の思い人を持って行っちゃう趣味はないし・・・・残念だが、諦めるか。


「ダ!」


腕組みをして、頷くガブちゃん。なんだか、かわええ。すると、キラキラと空間が輝き、もう1人のガブちゃんが、出現した。


「ダダダ!」

「はあ?お腹空いたって?」

「ダダ」

「いつまでも油売っていないで帰ってこいって?」

「ダ!」

「うーん、でもどうやって!」

「ダダ!」


いきなり、ガブちゃんが隠し持っていたハンマーで俺を叩いた。目の前に星がちった。うわ。


俺はベッドから起き上がった。気絶していたようだ。いや、寝ていたのか?え?あれは全部夢?



「ダダ!」

「え、アホなこと言っていないで、はやくミルクよこせって?」

「ダ!」

「わ、わかったよ。もう。いまやるって。」


どうもガブちゃんには勝てません。王様だし。


「ダダ!」

「え、王様じゃない、神様だって?」

「ダーダ!」

「わかったよ。」


うーん、困ったもんだ。


コメント、ブックマーク、本当にありがとうございます。ガブちゃんが一言お礼を言いたいようです。

「ダ!」

だそうです。これからもよろしくお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ