表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/290

さぼってます

さぼるの大好きです。

ああ、いい気持ちや〜。風が心地よい。たまには、こういうのんびりした日もいいなぁ〜。

え、毎日まったりしているだろうって。まあそれはそうなんだけど、いいじゃん、いいじゃん。さぼっていたっていいじゃん!


どこまでも青い空、そこを吹き渡る風。白い雲がはやいはやい……ぐぅ〜〜〜。


「あ、ここにいた〜。店長〜、さぼっちゃいや〜なの〜。」

この声は、ランちゃんか。


「ランちゃん、違うぞ。さぼっているように見えるかもしれない。だが、今、将来のカフェの展開を考えていたのだ。」

「うそなの〜、どう見ても寝ていた〜。」

「ランちゃん、俺が嘘を言うように見えるかい?寝ていたように見えるかもしれないが、このように寝転んで目をつぶって考えにふけっていたのサ。」


完璧にごまかせた。


「え〜、でもいびきかいていたよ〜。よだれもたらしていたしぃ〜」


おお、完全に落ちていたようです。失礼いたしました。く、詰めが甘かったか。ぐぅ〜。


「そんなことより〜、うっふん、早くランちゃんをお嫁さんにして〜」


くねくねと奇妙なしなを作ってランちゃんがアピールしてくる。くねくねタコ踊りかと思ったぞ。目がさめちまった!どうしてくれる!


「どう?もう悩殺されちゃった。結婚したくなっちゃった?うっふ〜〜ん」

「えーと、全然、ちっとも、全く、これっぽっちも、いささかも結婚したいと思わないけど…」

「え〜、どうして〜???」


ランちゃんが、店の方にトトトと戻っていく。


「セオドアさ〜ん、嘘つき〜、こうやったらすぐ結婚してくれるっていったじゃないの〜!!!ぷんぷん!」

「ごめんごめんランちゃん、いや〜、おかしいな、てっきりあの坊主、ロリコンだと思ったんだが?もしかして、年上趣味????」

「これで、割引の話はなしですの〜!」

「え〜、そんな殺生な!」


筋肉ダルマ、お前どんな適当なことをランちゃんに吹き込んでいるんだよ!それにロリコンってなんだよ。俺だって肉体年齢12歳だよ、アホか!


ああ、風が気持ちいい〜。ぐぅ〜。


「おお、タクト殿、ここにおったのか、どうじゃ、うっふ〜ん〜!」

ケイト、お・ま・え・も・か!


筋肉ダルマ!いつか殺す!

お昼寝いいですよね。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ