表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
214/290

歳を取ってもバインバインは無理!

亀です。すごく短いです。すみません。

カラン、ドアが開いて、海上国家の王となったコサブローが息を切らせて入ってきた。


「おい、タクト!」


すると、後ろにいたセリーヌにぽかりと殴られた。


「す、すまん。父上、困りました!」


おや、セリーヌは、赤さんを抱いている。まさか・・・・・。


「そのまさかだよ・・・・・ですよ・・・・できちゃった・・・んですよ、赤ちゃん!ど、どうしよう。」


「うーん、俺が預かったほうが、成長は早いけど、せっかくの自分たちの子供なんだから、楽しみなよ。」


赤さん、かわいいな。うちにも2人いるぞ。俺とミケの赤さんと、るーたんとぽちの赤さんと。なぜか、時々、空を飛び始めたがな。ハハハ。そこはハイハイが先でしょう!って思わずつっこんでしまったし。


「で、相談なんだけど。」

「うん?」

「俺を大きくするか、セリーヌ様を巻きもどしするか、してくんない?」

「へ?どうして?」

「だって、お忍びで外出して、2人でいると、いつも、いいお兄ちゃんになりなさいとか、お母さんを困らせちゃだめよ、って言われるんだよ。」


ま、確かにそれはいやだな。


「だからよう、タクト・・・・・お父様、お願いだよぅ!」


なんだか、クネクネ気持ち悪いぞ。しかし、まあ、コサブローには、いろいろ大変なことさせてたからな。サービスだ。


俺は力を込めて、コサブローを青年に、そして、セリーヌを16歳ぐらいに巻き戻した。これぐらいでいいだろ。


セリーヌは、なんだかすごくうきうきで、自分の張りの戻った顔や手を撫でまくっている。しまいには、 


「わー、おかあちゃん、わかくなりまちたよー」


と赤ちゃんにまで自慢だ。よかったな。さあ。帰れ帰れ。お前らも、忙しいだろ、偶然だな、俺もだ!


3人が帰った後で、俺は、やっとゆったりできる・・・・・と思っていた時もありました・・・・・。


女性たちが、自分たちも若くなりたいとか、歳を上にしてバインバインになりたいだの、妙なことを言い出したのです。うーん、歳が上になってもバインバインになれる保証など、どこにもないのです。いい加減にしなさい。ボスケテ!


これからもよろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ