温泉と神様
某有名ソシャゲで最高ランクを間違って配合して灰になっておりましたが、また、似たようなことをやってしまいました。ううううう。なぜ。
えーと、どうして、相談事になると、みんな温泉なんだ。ここぞ、って時に温泉になる意味がわからないよ。
ともかく、俺と女神様たちは、一緒に温泉に入っていた。二人とも、体は、ボケボケで見えなかったけど、神様と一緒に温泉で大丈夫なのかな?
「えーと、アテナ様、アルテミス様、どうして、こんな時間にだれも入ってないんですか。」
「とにかく3人だけで話したかったから、ちょっと、だれもいない時間をまとめて、繋いだのよ。」
なんだかよくわからないが、神の力でチートしたということだけ伝わりました。
「ま、神になってミケは入ってこられるけど、私たちに遠慮して入ってこないでしょうし。」
アルテミス様が微笑む。で、やっぱり、スミス殿のことだよな。
「繰り返しになるけど、私は賛成。スミス自体が、神になれる器だと思う。鍛治の神もいるんだから、人形の神がいてもいい。」
アテナ様がおっしゃった。まあ、確かに日本も八百万の神っていって全てに神が宿るっていうし。
「そんなに神がいたら本当にありがたいのだけど。現実はなかなか厳しいわね。」
「全ての次元、全ての時間に神が偏在するには膨大な魔力が必要だし。」
それにしてもものづくりの神って、必要なのかな。
「あら、もの作りは大変だし、必要よ。」
アテナ様は、いきなり、ご神体のコピーを現出さた。シュールだ。ご神体が温泉に入っている。ちぇ、こんなに簡単にできるなら、最初からやってほしかったな。
「ううん、よく見てみなさい。違いがわかるから。」
そう言われると何かが違う。スミス殿が作った作品と違って躍動感も、凛々しさも消えている。そして何より、人の心を打つ何かが欠けている。
まあ、アテナ様の胸の大きさ・・・・・・すみません、アテナ様!
アテナ様がめっちゃ睨んでいたから、水中に潜ってペロペロした。おかげで溺れそうになった。
「それはそうと、アラクネの話って知ってる?」
そういえば、地球の話で確か、アテナ様と機織りで争って、アテナ様に勝ったから腹いせでクモにされた娘だっけ?アテナ様って、よく考えたらなんでもできるよな。
「あれ、本当は全然違うのよ。あれ、クモを神にするために私たちが機織りを教えたっていう話よ。さすがに、彼女の作った服は素晴らしいわ。今でも、私たちの愛用品だし。」
あれ?なんだか俺が知っている話と違うぞ?
「アラクネは、巨大なクモから、人の姿にも自由に変われるようになったんだけど。」
「後世に伝わったのは、人からクモにされたって全くの逆だし。」
「いずれ、あなたたちのとこのクモたちも神になる。ま、今はスミスのことね。」
ひえ、クモ山さんが神か。でも、まあ、あんなにすごい肝っ玉母さんなら、今でも神様務まりそうだけどね。
「スミスには、神器や、人形でしもべ達を作ってもらうことになる。」
「というか、この指輪もスミス製だし。」
うーん。まあ、よくわからないが、スミス殿も色々活躍できるようで何よりだ。
「まあ、あなたには、いずれ運命の女神と子をなしてもらわねば。」
「あなたの子は、我々の・・・・・・・・・」
「空間と時間の・・・・・・・・・・・」
2人は話し続けていたが、のぼせた俺は、また、ベッドに運んでもらった。アルテミス様のミリカをもしのぐふかふかが顔にあたって心地よかったけど、不敬だから考えるのはやめよう。
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