家族会議
前回までのあらすじ:ついにもう少しで頂上だ。リロイは、ついに、第3の月にある最大の山の登頂に成功したのだ。第3の月から見る自分の星は、素晴らしく綺麗であった。その時、星振が惑星を襲った。その瞬間、全ての機器が沈黙した。そして、リロイは気がついた。彼がもしかしたら、最後の人類の生き残りであることに。
「家族会議をはじめまーす!みんな集合!」
俺は、家族会議を招集した。議題は、スミス殿にカトリーナを嫁がせていいものか否か。
ところが、なぜか、開催場所がお風呂になった。もう!なんでだ。
お風呂だと目のやり場に困るし、なんだか落ち着かない。しかも、ミリカが後ろから巨大スライムを押し付けてくるもんだから余計落ち着かない。スライムが頭の上に乗っている。シェールもミリカに張り合うように、斜め後ろから抱きついている。その上、左右はガッチリ、サーシャとミケに固められている。さらには前から王女とランちゃんが抱きついて上目遣いで見ている。これ、どういう状況?
「私も、お邪魔いたします。」
なぜかカトリーナも入ってきた。
「ちょっと、肌を隠しなさいよ!タクトの前で恥ずかしくないの?」
サーシャが言う。カトリーナは、スラっとしたカトリーナは、モデル体型の美人さんだ。なぜか、ミリカとシェールが勝った、とでもいいたいかのように、体を密着させてきた。
「お父様とお風呂を一緒に入るのに、何の問題もありませんわ。」
カトリーナは言う。
「それに私のことを話すのでしたら、私も参加させていただきたいですわ。」
まあ、確かにそうだ。
「それにしても、若い女性が、父親とは言え、肌をさらすのは関心いたしませんわ」
ミリカのスライムが頭の上に重たくのしかかっている。全然説得力がない。
「妾はどうでもいい。旦那様とこうしていられるだけで幸せじゃ。」
「ランちゃんもー」
そして、いきなり王女は、俺にちゅっちゅっしてきた。
「あーずるいですわ!」「ボクもやるー!」「あんた、何やってくれちゃってんの!」
たちまち、みんなが俺の口に吸い付きだす。結局家族会議は、ちゅっちゅっ大会へと変わってしまった。その後、結局、何も話せずに俺はのぼせてしまった。なんだこれ?
今回は短くて申し訳ありません。いつもコメント、ブックマーク励みになっております。ありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。




