表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
146/290

カトリーナ恋に落ちる

鯉は鯉こくがおいしいらしいです。

カトリーナが来て3日経った。


しかし、なんだか、不思議な光景だ。カトリーナは、ぱっと見、20台前半に見える。るーたんはどう見て、5歳児だ。しかし、カトリーナは、るーたんを先輩として大層敬っているのだ。


まあ、序列から言えば、るーたんの方がずっと高いし。現に、るーたんは、もう半神化して、絶賛神への道を歩んでいる。まあ、そう見えないけど。神殿に行って徳も積んでいるし。


俺は、最初に、カトリーナを召喚した時のことを思い出した。


「ああああ!」


後ろからどでかい声がした。これはサーシャだ。


「タ、タタタタタタ、タクト!あんたまた、女の子みつけてきたの!


走っているのかと思った。擬音じゃないのか。


「店長!めっですの!またお姉さんキャラよくないですのん!」


こっちはらんちゃんだ。


「いやー!タクトさまー。シェールのことをみてください!


いやいやをするシェール。どさくさに紛れて、俺に抱きついて、スリスリしながら、くんくん俺の匂いを嗅いでいる。はたから見たら立派な変態だ。


なんだか、小さい部屋にどんどん増えてくる女性達。うーん。阿鼻叫喚!


「おいおい、こっちは、スミス殿のアシスタントのカトリーナ。そいでもって、猫ちゃんだよ。」


その時のみんなの顔ったらなかった。


「皆様、お父様がいつもお世話になっております。」

「えええータクトの召喚獣に似合わずなんて、典雅な!」

「シェール、この子気に入った〜」「らんちゃんも〜」


サーシャ、驚くポイントはそこかよ。それにしても誤解が溶けたら和気藹々。わいわいがやがや、仲がいいな。


「でだ、るーたんも忙しいから時間がないけど、明日だけ一緒にるーたんにスミス殿のところについて行ってくれないか。」


とそれが3日前。帰ってきてから、えっへんと、るーたんが威張る。


「パパ、カトリーナなかなかすじがいいのん。るーたんのおかげなのん。」


いや、どうみても違うだろ。カトリーナの能力だろ。


「ええ、お姉さまには大変よくしていただきました。」


あれ?そうなの。


そいうえば、コザブローが撃退されていたな。気に食わないやつは先輩でもやっつけるってことは、やっぱりるーだんはすごいんだな。


「あ?お前、新入りか。俺、コサブローさま。お前、崇めてもいいぜ。ほら、讃えろっす!まず、お前、俺のコーヒーをいれろッス!」


そう言って、コザブローが近づくと、カトリーナ、コジローの一蹴した。


「先輩なら先輩らしくなさい。なんです、そのだらしない話し方は。お父様の召喚獣として相応しい、態度と品格を・・・・・」


この後1時間説教されたコサブローは這々の体で逃げていった。それからは遠巻きにしか眺めてこない。コサブロー、説教嫌いだよな。


うまくいっていたと思ったら、ところが、今日、爆弾発言が


「タクトさま、私、スミス様と添い遂げたいと存じます。」


カトリーナは微笑み俺にそういった。


ふーん。え???なんか、変なこと言わなかった?こいつ?


「スミス様は素晴らしいお方。私、あの方の子供が産んでみたいのです。」


ええええええええええええええええええ!!!!!!!


確かにスミス殿は、素晴らしい人物だ。もちろんしっかりしているし、財産もすごい。ノータッチではあるので、20台に見えるカトリーナが守備範囲かはわからないが、とにかく、人物的にも問題ない。しかも俺の親友でもあるし。独身だ。あれ?反対する要素ないんじゃないか?これ?


いつも閲覧していただきありがとうございます。コメント、ブックマーク、大変励みになっております。これからも、末長くよろしくお願いいたします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ