レベル200になったけど・・・・
ちょっと短いです。すみません。
その日、俺が起きると、自分の指から、何本もの糸が伸びているのが見えた。不思議なことに、その糸には触れないのだ。そして、俺がいくところはどこまでもついていく。なんなんだ?この糸。
そして、俺はふと気がついた。俺が、レベル200になっていたことを。おお、ということは、これは新しいスキルなのだろうか????
ふと、ベッドの上を見ると、サーシャ、ミケ、王女、ミリカ、シェール、ランちゃんの指にも糸がくっついている。こ、これって、もしかしてベタな?????しかも、俺の指には、もっともっと多くの糸がついている。ええええ?俺、大ハーレムを作るのかな????自分で自分が怖くなった。どうなっちゃうの、俺?
「タクトとかけまして、よく作られたステーキランチと解きます!」
久しぶりのアテナ様の謎解きか?
「そ、そのこころは?」
「どちらもうんめー!」
ひ、ひどい。今日はクォリティ低いな、そう思った途端睨まれた。俺はペロペロした。そして、俺は、驚愕した。俺は、愕然として、アテナ様を凝視した。アテナ様の指にも俺につながる糸がついている。
「気がついたのね。」
アルテミス様が現れた。なんと、アルテミス様の指にも糸が。俺は混乱した。
「そう、我々ともいずれ、お主は、関係することになる。ただし、遠い、遠い未来に、お前らが神になってからな。」
「ひぇー知りたくなかった・・・・・・・・・」
「我々は1人でも神を増やさなければならぬ。滅びに抗うためにな。」
「お前が200になったので、すべての偽装も明らかになったはず。」
「偽装がとけた今、能力を使って私たちを見るがいい」
すると、今までどうしても見られなかったステータスが見えた。
俺は呆然とした。なんてことだ。そうだったのか・・・・・・・・。俺は泣きたくなった。
その瞬間、アテナ様と、アルテミス様が交互に俺に口づけをした。その途端俺は何もわからなくなった。
朝だ。俺は、自分がレベル200に達したことを知った。何か、新しい能力が?そう思ったが何もなかった。がっかりだ!がっかりだよ。
まあ、いいや。今は、カフェを開けることだけ考えよう。俺はえいや、っとベッドから降りた。また、新しい朝がやってきたのだ。
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