キスの真実
あらすじ:
聞いてほしい。これだ。
『しろやぎさんたら、お手紙書いた。黒ヤギさんたら読まずにたべた。仕方がないからお手紙書いた。さっきの手紙のご用事なあに。』
さあ、いいか。ちょっと待ってほしい!もし便箋と封筒があるのなら、そっちをたべて、手紙は残しておけばいいのではないか?え、それがポイントじゃないって?じゃ、何がポイントなんだ!
「あああああ、有難や、有難や!」「アテナ様、これからも、よろしくお願いいたします。」「アルテミス様!美しくなりたいです!」
人々が口々に女神様たちをたたえている。それもそのはず!じゃじゃ〜ん!ついに、できたのだ。ご神体!!ものすごく長くかかったが、やっと完成したのだ。
スミス様は、できた途端に泣き出した。俺も感慨深いものがあって、ちょっと涙目になった。やっとこれで、サボれ、いや、休める!
しかし、ご神体ができた後からが結構大変だった。まず、式典をしなくてはならなかったのだ。
厳かに式を執り行い、人々に、祝福を与えた。とはいっても、俺がやるより、多分副神官町が次にやった厳かな祝福の方が、皆喜んだとは思うけど。
俺は疲弊しきって温泉につかった。すると、途端に両端を女神様に固められた。ところが、女神様の体は見えない!さすが、神様!あるのはわかるのだが、ぼやけているのだ。うーん、素晴らしい。
「認識阻害よ」「目に直接働きかけてるのよ。」
よくわからんが、神様えらい!すごい!俺はペロペロしたかったが、お湯の中に潜るのは面倒なので、やめておいた。
「タクトよ、よくやりました。」「疑問があるようですね。」
「はい、最近みんなのスキンシップがすごすぎて困っています。」
「あれは、私たちが仕組んだもの」「キスによってナノマシを移していたのです。」
はあああ!あれ、女神様たちの仕業だったのか。
「そう、あなたのフェロモンレベルをあげて、キスせざるを得なくした。」「それにより、あなたの、妻たちも、あなたと同じように永遠に近い日々を得られる」「いわば、半神化」「神のゆりかごの特典」「バーゲン」「セール」
うーんよくわからないが、いいか。
「人は知恵の実を食べたため、神は、生命の樹をケルビムによって守らせた。」
「知恵の実と生命の実を食べたら神と同じ。」
「でもあなたは朦朧化の呪いのために、生命の実だけのような感じだけど。」
うーんよくわからないけどのぼせてきたぞ。
倒れてしまったらしい。アルテミス様が運んでくださった。その時、ミリカ以上のふかふかを感じたような気がしたけど、不遜になるので、忘れました。
俺の妻か。ピンとこないな。まあ、ゆっくりまったり、のったりいきませう!
いつもブックマーク、コメントありがとうございます。大変励みになります。これからも泥亀の遅さですが、お付き合いください。