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猫神様、再び

白猫ちゃん、かわいいですよね。

んゃうん。


なんて可愛い猫ちゃんだ。ケイト近づくな、お前の目が怖い。猫ちゃん怯えてんだろう!


その時、頭の中で声がした。


『あーあータクトよ、聞こえとるかの?』


この声は、猫神様だ。


『今、神世界テレビのミーちゃんがそっちにいっとるからの。失礼のないようにな』


ケイト、お前のせいで俺の命が危ない。手を伸ばすな!ミーちゃんを保護しつつ、奥の部屋に向かう。


「タクト殿、せめて一撫で、せめて一撫で!」


お前、キャラ変わってないか?お前は犬派だろ!


「ふぅ、なんなのよ、ここ!」


ミーちゃんぷんぷんだ。危ない、主に俺の命が。


「す、すみません。猫神様から、お知らせはいただきました。ところで今日はなんのごようで。」「あ、おのお爺ちゃん、連絡してくれたの。しつこくて嫌なのよね。いつもサインサインうるさくて。」


かわいそうに、猫神様、ミーちゃんには嫌がられているようだ。言わないでおいてあげよう。


「あなた、ご存知、私たちの番組、猫道中?」

「は、はい。大変素晴らしい番組だそうで」

「それでね。その番組、今度は、ここでやることになったの」


ええと。どういうこと?


「猫神様が、ここを推薦したから、ディレクターが仕方なくここで、やることにしたのよ。」


うわ、ぶっちゃけた。ひどいよ。ミーちゃんの猫神様の扱いがひどいよ。


「ま、神世界テレビで最高の視聴率の番組だから、あなたにとってもいいと思うわよ。ここの宣伝もしてあげるし。」


うーん、イマイチ、テレビの宣伝が、ここでの売り売り上げに繋がるとは思えないけど、まあ猫神様のためだ。引き受けましょ。


その時、一番最近に召喚した子猫のコタローが、肩に乗ってきた。メイド(猫)カフェに6名ここの店員が取られた時に、ここの新戦力として投入すべく召喚した子猫だ。今まで12名召喚が、18名召喚となって、おかげで順調にレベルが上がっているのは、内緒だ。


耳元で、コタローが、囁く。


「タクちゃま、どうもあのおじいちゃんが、お話しがあるそうですにゃっ!」


あれは、ガウラン様、また、面倒な人が。手招きしてるよ。


「タクト殿、わしをあの幻獣様に紹介してくだされ!」


なんか、口調まで変わってるよ。なんなんだ。


「いいですけど、また、どうして?」

「気がつかんのか、あの幻獣様、レベル30越えだぞ!」


え、そんなにすごいの?ミーちゃん。ちょっと待て。ミーちゃんが幻獣なのはいいとして、レベル30越え?え?タマでさえ、30には達してなかった、ということは、あのミーちゃん、実は30歳越えか!!!!人間年齢にして130歳に近いの???????


「あなたたち、レディーに対して失礼じゃなくて!」


し、しまった、猫ちゃん20越えで既に心が読めるんだった!


「し、し、失礼いたしました。」


ヤバイヤバイヤバイ、俺の命がヤバイ!許して許してミーちゃん様!そんな俺の動揺がおもしろかったのか、


「まあ、いいわ、許してあげる。じゃ、明日撮影に来るからよろしく。」


そして、なんとミーちゃんは、消えた。うわ、さすがレベル30越え!


『聞こえているわよ!!!!』


ご、御免なさい!


「こわっぱ!幻獣様はどこじゃ!消え失せおった!」


ガウラン様、うるさい!


「タクト殿、せめて一撫で!」


ケイト、お前ちょっとうるさい!これで奴が強くなかったら裏でやっちゃうとこだ!


黒いねこちゃんもいいです。コタローは黒猫です。

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