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ぽちの結婚

ちょっと短いです。それより最近あんまり、猫カフェに関係なくなっているような気がしてきました。うーん。


今日もすごい人だった。俺はゲッソりした。お守りを購入する人が日に日に増えている。やれやれ。どうも、アテナ様もアルテミス様も射幸心をそそるような上手なスキルの底上げをお守りで行っているようで、その評判を聞いてみんなが買いにくるのだ。やれやれ。


サーシャが来てくれたので、俺は、やっと交代だ。売り場を離れたのを見て、ぽちが俺のところにタタタタタっと来て俺の顔を見上げた。かわいいのう。


「おい、おま。るーたんのパパなんだよな。」


うーん、かわいくなかった。


「俺がるーたんと結婚するということになったらお前の許しが必要なんだよな?」

「はあああああああああ?お、おまえ、何いっちゃってくれてますか!」

「俺、るーたんにめろめろなんだよ、許してくれ、なあ、親父。」

「おまえに親父呼ばわりされる覚えはないわ!!!るーたんは、わしの娘は、おまえにやらん!」


俺は親としての責任感がふつふつと湧き上がってきた。るーたんは俺が守る!


「なーにあほなことやってんのよ。ほらほら、見世物じゃないのよ〜」


みんなが俺たちの方を見ていた。よく考えたらいきなり犬に向かって話し出した気の毒な神官という感じに見えただろう。はずい。


「それにしてもやるわね。ぽち。」

「俺はやるときはやるのだ!」

「それに引き換え!」


サーシャは、俺の頭を軽くぽんと叩いた。


「こいつはダメね。」

「こいつって言うな!」


やれやれ。というように頭を振って、サーシャは続ける。


「ぽちは、この間のことで、ずいぶん学んだみたいね。」

「おう、褒めろ!ひいばあちゃんのプロポーズを見て俺もやらなきゃって思ったんだ。」


なるほど、こいつの外人好き(?)異種族好き(?)は、ひいおばあちゃんからきていたのか。


「あんたも、これを見て、思うことはないの。」

「うーん。別に」

「だからあんたがダメなのよ!あれを見て、俺もやっちゃるぐらいの気概がなきゃ!おーいるーたん!」


サーシャがるーたんを呼ぶ。


「あんた、ぽちのこと好き?」

「うん。大好き。」

「じゃ結婚する?」

「結婚って、なんなん?」

「ずっと一緒にいるってこと!」

「じゃ、結構するん。」


な、なんですとーーーーー!!!ぽちよ、ドヤ顔やめろ!おまえもだサーシャ!


「それからパパとも一緒にいたいから結婚すん。」

「パパとはずっと一緒だし、結婚できないのよ。」

「えー。」

「それにパパと結婚するのは私だし」


サラっと変なこと言うなサーシャ。これって洗脳?


「まあ、るーたんにはよくわかっていないだろうけど、これからは、ぽち、あんたにかかってるわよ!」


サーシャがはっぱをかける。やめれ!!


「まあ、そんなことより、私はそろそろシェールにも私たちの仲間になって欲しいのよ」

「えええ?」

「だって、これからどうしても増えてくでしょ。女性。いつまでも私もうじうじしていないで、ハーレムになるんだったら、きちんとルールを決めたいって思ったわけ。」


思うなーーーーーー!


「というわけで、シェールも今日から一緒だから。」

「おまえ、もうベッドいっぱいだ!」

「大丈夫、これからこっちの大きな部屋使うから!」

「こっちに軸足移すんかい!」


どうやら前途多難なようです。とほほ。


こんな感じになっておりますが、これからもよろしくお願い致します。

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