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レイス・クロニクル  作者: たゆんたゆん
第五幕 王都 
85/220

第84話 譲渡

2017/9/23:本文魔法名を変更しました。「ウォール」→「シールド」

 

 「「「「「「「「「はぁぁぁぁぁぁぁぁ〜!」」」」」」」」」


 と大きな溜息が食堂の中で響いていた。


 おいっ!


 思わず振り返って心の中で突っ込んでしまった。つまりだ、裏を返せばあそこに居合わせた者の誰もが鬱陶(うっとう)しいと感じたということ。視線をアイーダに戻すと全く気付いた様子もなく。顎を上げで眼を閉じていた。そこでキスを御強請(おねだ)りするんじゃない。まったく。


 「ん……」


 御強請りに弱かった。流されやすいのか?いや、待て。外に出れば大丈夫だ。頭の上で鎧蜥蜴(とかげ)が「 (グエッ)」と小さく鳴いてた。




 がちゃり


 玄関の扉を開けると気持ちの良い冷風が吹き込んで来た。池があるからこその温度調節機能だね。


 玄関から出ると眼の前にはロータリーがあり、その周辺を建造物が口の字に囲んでいる。馬車が通れる入り口は一つだけだ。そこもアーチ状の門で上に住居であろう構造物が乗っている。昨日まではコの字だったのに。


 「守りやすい城いだよ」


 「え?」


 腕に抱き着いているアイーダの眼付きが変わっていた。体勢は変わってないけど。


 「囲いの出来てる城は庭に敵を呼び込んで殲滅(せんめつ)するにはもってこいなのさ。池も傍にある。火攻めに対抗できるからあとは戦力次第さ」


 流石は腐っても元将軍。デレてた時とのギャップが凄すぎるんですけど。あれがなければ威厳を保ったままここに立っていたんだろうね。今はズタボロだけど。


 「なる程ね」


 見上げてぐるりと中庭から城を見回すと、三角帽の塔が四隅に聳え立ってるのが見えた。黒いような青いような色合いの瓦が屋根を飾っている。何と言ったっけ鉄紺色(てつこんいろ)? そんな感じの言葉だった記憶がある。“森”の色合いとよく調和が取れていて違和感がなかった。うん、良い色だ。


 腕を引かれて我に返り、アイーダに左腕を占領されたまま城の外に出ることにした。


 吊橋ではない基礎がアーチ状の橋を渡り池の際を歩く。何時(いつ)敷かれたのか、エトが操る馬車は余裕で通る幅の石畳がならだらかな曲線を描いて森に続いていた。池の幅も大きくなったのか……真ん中の島まで距離がある気がする。


 [父上]


 [やぁ、ベン。この人は武術師範で来てもらったアイーダだ。憶えておくように]


 [はい、父上]


 [それと、領地だけどいつこんなに変わったの?]


 [それは父上とエレクトラ様が王都に戻られて直ぐです]


 あ、そんなに早く変わったのね。


 [変化に時間掛かったのかい?]


 [いえ、一瞬でした。強い閃光で視界が遮られて、視力が戻るまでの時間。ゆっくり20数えるくらいでしょうか]


 「ねぇ、ルイ。誰と話してるんだい?ん……」


 痺れを切らしたアイーダが顔を寄せてくる。近いって! あう、どうも強引な御強請(おねだ)りに免疫がないのかつい応じてしまってる自分が居た。情けない。


 「あそこに島が在って樹が生えてるだろ?」


 「ああ、あるね」


 「あれ、僕の息子」


 「はぁっ?」


 「半分正解で、半分冗談かな。あの樹はトレントでね、樹になる前の種を生み出すのに僕のエネルギーを使ったという意味で息子さ」


 「トレント」


 「それと今上空を翔んでる翡翠色の大鷲が娘だ」


 「娘!?」


 鸚鵡返(おうむがえ)しのように言葉を吐き出して上空を見上げるアイーダの眼は驚きに満たされていた。まぁ、普通では有り得ないことだよな。


 「育ての親という意味でね。卵を預かって僕が(かえ)したから、僕がお父さん」


 「ぷっ――あはははははははは! あんた凄いよ! 【看破】できない時点でただもんじゃないと思ってたけどね。あんたと居たら退屈しないで済みそうだよ」


 腕に抱き着いたまま楽しそう笑うアイーダは歳を抜きにしても可愛らしく見えた。でも、アイーダばかりは構ってられないんだよな。アイーダの方法が功を奏すると分かったら(こぞ)って同じ方法を取ってくるに違いないからだ。ぞくっと悪寒が走る。


 「「!!?」」


 僕とアイーダが同時に何かに気付いた瞬間、背後から影が現れ僕の肩に舞い降りたのだった。爪が肩に食い込む。翡翠色の大鷲(マルマ)ではない。誰だ?


 くるくるくる


 「梟かい、驚かせるんじゃないよ、まったく」


 確かに梟だけど、違うよな。だって頭に2本の角が生えてるもん。


 「リン。梟になれるようになったんだね?」


 「そうなのです。ご主人様!スキルは在ったのですが、今まで力が足らなかったみたいで。でも、昨日頂いた力の御影で【熊梟化(ベアアウル)】になれるようになりました!」


 「な、あの部屋に居た()だってのかい?」


 「アイーダ。僕が留守の間訓練宜しく頼むよ? うちの()たち多分皆上位職だからね。舐めてると痛い目に遭うから」


 「全員上位職」


 「ま、訓練を始める時にそれぞれ聞いてみると良いよ。あ、リン。この鎧蜥蜴(とかげ)は僕の家庭教師の使い魔だから食べちゃダメだからね!」


 「はい、ご主人様!」


 梟姿でそう言われるとなんだろう、癒やされるな。でもギリギリ近づくまでリンの存在には気付かなかった。アサシン恐るべしだな。リンが近づいてきた時の様子を思い出しながら空いた右手の人差し指でリンの胸から喉辺りを撫でるのだった。


 くるるるるるる


 嬉しそうに喉を鳴らす熊梟(リン)。その反対側から(うらや)ましそうな視線を送るアイーダが居たが気にしないことにしてそのまま視察を続けることにした。


 一先ず、石畳の終点に向かいそこから振り返って領内を見ることにしたんだけど見事な展望(ビュー)だ。なだらかな平地という地形だけでなく、城の白い壁肌、青く光る池、石畳、背後の深い黒緑の森が一枚の絵画のような雰囲気を(かも)し出しているのである。


 “聖地”と名が付く場所はそれなりのパワースポットだと言われるのも(あなが)ち間違った感覚ではないんだな…と改めて実感する瞬間だった。何と言うか――(おごそ)かなのだ。僕の隣りでアイーダも見惚(みと)れているのが良く分かる。


 「綺麗だな」


 思わず口から紡ぎだされた言葉にアイーダと熊梟(リン)鎧蜥蜴(リューディア)が頷くのだった。


 それから来た道をのんびり戻り、周囲を観察する。城と池を挟んで少し小高くなっている場所があるが、記憶が間違ってなければ四阿(あずまや)が在った辺だ。そこに城と同じ石造りの小さな家が建っているのが見える。近づいてみると基本となるのは木の枠の様で、壁を石を積んで壁にしているということが分かった。所謂(いわゆる)、木骨造りだな。


 「あ、ルイ様でねぇか。おらの家に何か用か?」


 なんて考えてたら、ひょこっと住民が顔出した。ガルムだ。どうやらガルムの家のようだが、それに続いてファビアンも顔を出した。あ、シェアしてるのね。


 「これはルイ様。この家はとても良いですよ。道具の手入れもできますし、修理のための鍛冶竈(かじかまど)もあります。部屋も余分にあるということなので、ガルム殿と一緒に寝起きすることにしたのですよ」


 なる程。よく(しゃべ)るときは機嫌が良い時なんだな。覚えておこう。ガルムも煙たそうにしてる訳じゃないしこのままでいいか。


 「それは良かった。何か不便なことがあればエレンに言うと良い。こっちで自分たちで料理したければゼンメルに言って食材を分けてもらっても、鍋に分けてもらっても良いだろうから……」


 ん? 待てよ? 調理器具なんて買った覚えがないぞ?


 「鍋はおらが作るから問題ねぇ、ルイ様」


 そ、そうか。ひょっとして手術道具もここで作ってもらったほうが良かったんじゃないか? ま、まぁ見本ができたら試してもらうというのもありだから保留だな。


 「そう言えば、巨大兎(ゴーラ)たちや四尾の狐(タルバ)たちはどうしてる?」


 「そこら辺に()ったと思いますだ。あ、知らん臭いが来たから隠れたんじゃねぇだか?」


 僕の問にそう答えてガルムは僕の左腕に絡まってるアイーダを見詰めるのだった。鼻の下を伸ばさない処を見ると、アイーダはガルムの好みではないらしい。ファビアンは(ようや)く誰なのか気が付いたようで感想が言葉にならず、何とか引き()った笑顔を浮かべて立っていた。


 なる程、ガルムの話は一理ある。もともと灰色の巨大兎デミグレイ・ギガンティックラビットにしても四尾の狐クワドラプレットテイル・フォックスにしても人見知りで臆病なのだ。警戒するのも頷ける。“森”に帰ってきた時は、僕が帰って来たという喜びと焦りに警戒心も薄らいだのだろう。一緒に居た()たちは僕と居る時間が長かったから臭いが混ざっていたに違いない。


 「あんた一体何者なんだい?」


 「ま、その内にね」


 と適当にはぐらかしておいた。


 今は警戒している彼らも慣れれば問題ないだろうと思い、その場を後して城に戻る。どうも慣れる迄は他人の家のような感じでそわそわしてしまう。(もっと)も最初から他人の家なんだけどな……。いつの間にか僕のもの(・・・・・)に変わっていたと言ったほうが良いのかもね。


 その後、留守をリーゼに任せ後見をアイーダに頼み、他の者もリーゼに判断を仰ぐように伝えておく。席についてだが、アイーダのことだ言うことを聞かないだろうからアーデルハイドに実力行使を許可しておく。皆と一緒に食事を取る場合、アイーダの席は僕と対面の位置になる一番下座だと伝えておいた。対面席と言うことだけで喜んでいたのを見てどれだけ脳内変換で幸せな様子を思い描いているのだろうか? と(いぶか)しんだものだ。


 それからアーデルハイドのレッスンに疲弊したシンシア、アピス、ギゼラ、ディーを馬車に詰め込み、ケアしながら一路王都に向かったのだった。鎧蜥蜴(とかげ)は領地の様子をリューディアから聞く為にもそのまま御留守番だ。半日居ただけで蜻蛉返(とんぼがえ)りとはね。早く引き籠もり生活を満喫したい、そう思えてならない時間だった。




             ◇




 道中、精神的に憔悴しきった3名が僕に寄りかかって寝てる間に【スキルドレインプール】に貯まりに貯まったであろうスキルを(のぞ)いてみることにした。シンシアには悪いけど今は頑張ってもらおう。アピスが限界ギリギリまでMpを使って【風盾ウインドシールド】を張ってくれているらしいので、30分は持つとの事。そこからはギゼラに頼むということで話は(まと)まっている。時間が来たら起こすのは僕だけどね。


 【ステータス】と念じて画面を呼び出し【スキルドレインプールLvMax❶】をタッチする。


 ◆スキルドレインプールLvMAX❶◆

 【分類】パッシブスキル。常時発動中。スキルドレインで吸ったスキルを幾らか貯めておくことができる。得たスキルは任意で身に着けることができる。先天的な固有保持スキル意外であればドレインできる。貯まったスキルは消去することも、眷属に譲渡することも可能。現在562のスキルを保有しています。身に着ける/眷属に譲渡する/消去する


 身に着けますか?はい/いいえ


 ぶっ!!562。頭が痛い――。確かに鷲の王国から先日の伯爵の屋敷の後まで確認してこなかったよな。ここは「はい」で!ずらっと並んだ様相を確認してみなければ。


 ◆スキルドレインプール一覧◆

 【スキル名称】威圧Lv1×3、Lv5×2、Lv20、Lv100

 【スキル名称】調教Lv10×7、Lv50、Lv70

 【スキル名称】体術Lv8×4、Lv9、Lv10×3、Lv15、Lv30

 【スキル名称】剣術Lv5×110、Lv10×15、Lv89、Lv91、Lv143、Lv160×2、Lv200×3、Lv206

 【スキル名称】槍術Lv3×8、Lv10×2

 【スキル名称】斧術Lv3×8、

 【スキル名称】弓術Lv4×17、Lv5×10、Lv9×2 

 【スキル名称】扇術Lv1×2

 【スキル名称】鞭術LvLv2×3

 【スキル名称】暗技Lv1、Lv5×10、Lv8、Lv20

 【スキル名称】盾術Lv2×2

 【スキル名称】投擲Lv1×7、Lv6×3、Lv7

 【スキル名称】光魔法Lv83、Lv99、Lv100×3、Lv122、Lv148、Lv150×2、Lv200

 【スキル名称】光耐性LvMAX×8

 【スキル名称】闇魔法Lv100×2、Lv301

 【スキル名称】闇耐性LvMax×3

 【スキル名称】土魔法Lv5

 【スキル名称】土耐性Lv6

 【スキル名称】火魔法Lv7

 【スキル名称】火耐性Lv6

 【スキル名称】風魔法Lv2、Lv30

 【スキル名称】風耐性Lv6、LvMax

 【スキル名称】水魔法Lv1

 【スキル名称】水耐性Lv6

 【スキル名称】威圧耐性Lv3×60

 【スキル名称】毒耐性Lv2

 【スキル名称】麻痺耐性Lv2

 【スキル名称】飛翔術Lv45

 【スキル名称】遠目Lv3×2、Lv20

 【スキル名称】吸収

 【スキル名称】吸血×2

 【スキル名称】憑依Lv160

 【スキル名称】魔眼Lv50×2

 【スキル名称】遠隔感応Lv80×2

 【スキル名称】変身Lv50×2

 【スキル名称】透過Lv35×2

 【スキル名称】念動力Lv60×2

 【スキル名称】召喚Lv45×2

 【スキル名称】警戒Lv5×8、Lv10×5、Lv26

 【スキル名称】罠Lv8、Lv15

 【スキル名称】狩猟Lv4×3

 【スキル名称】裁縫Lv8

 【スキル名称】窃盗Lv6×8、Lv11×3、Lv20

 【スキル名称】解錠Lv6×3

 【スキル名称】尾行Lv1×12、Lv3×2、Lv5×10

 【スキル名称】追跡Lv2×3、Lv5×15

 【スキル名称】潜伏Lv1×6、Lv4、8×3

 【スキル名称】忍び足Lv1×6、Lv5×8、Lv10×2

 【スキル名称】捜索Lv3×3

 【スキル名称】索敵Lv27

 【スキル名称】野営Lv5、Lv8、Lv15、Lv20

 【スキル名称】料理Lv3×4、Lv7、Lv9、Lv15、Lv68

 【スキル名称】旅歩きLv8×5、Lv13、Lv15×7、Lv20

 【スキル名称】騎士道Lv20×5

 【スキル名称】乗馬Lv5×10、Lv6、Lv13、Lv46

 【スキル名称】偽装Lv1×20、Lv3×10、Lv5×15、Lv20×6

 【スキル名称】隠蔽Lv243

 【スキル名称】交渉Lv161

 【スキル名称】採集Lv105

 【スキル名称】栽培Lv206 

 【スキル名称】瞑想Lv391

 【スキル名称】読書Lv432

 【スキル名称】調合Lv338

 【スキル名称】錬金術Lv417


 眼が痛い。


 眼がチカチカする。


 老眼が始まったか?


 どうするんだこれ? 手当り次第に眷属に付与しても全然ためにならないことだってあるぞ? 誰に何を着けるか、こんなちょっとの時間で決めれる訳ないだろ。


 あ〜、取り敢えず消費できそうなものを配るか。【メニュー】を開け【眷属ステータス】の項目で人数を数えると30名の名前が上がっていた30。【威圧耐性】を配るか。鷲の王国でギゼラとディー、それにリン、先日の一件でカティナとジルには【威圧耐性】が付いてるはず。シンシアは元々持ってたしね。それ以外だから24個か。


 【スキルドレインプール】から【威圧耐性】を選んで順番に「眷属に譲渡する」、「はい」と流れ作業で無機質に処理していく。10分と掛らずに終わる。これで吹っ切れた。深く考えず選べるスキルを選んで「眷属に譲渡する」、「はい」を繰り返すことに徹する。スキル説明のアナウンスが出ても敢えて聞き流す事にした。後で【眷属ステータス】で確認できるからだ。


 【スキルドレインプール】の上の項目から順に流れ作業を行っていく。


 【威圧Lv1】ナハトアへ譲渡。体術Lv65と統合され武術Lv1へ。

 【調教Lv10】ナハトアへ譲渡。調教Lv10へ。

 【体術Lv30】ナハトアへ譲渡。武術Lv1に統合され武術Lv10へ。

 【剣術Lv206】カティナへ譲渡。剣術Lv206へ。

 【剣術Lv200】コレットへ譲渡。黒剣術Lv1と統合され黒剣術Lv40へ。

 【剣術Lv200】エトへ譲渡。黒剣術Lv1と統合され黒剣術Lv40へ。

 【剣術Lv160】レアへ譲渡。刀剣術Lv1と統合され刀剣術Lv53へ。

 【弓術Lv9】ディードへ譲渡。弓術Lv9へ。

 【弓術Lv9】ナハトアへ譲渡。弓術Lv57と統合され弓術Lv66へ。

 【扇術Lv1】ギゼラへ譲渡。舞踏Lv1と統合して扇舞Lv1へ。

 【扇術Lv1】シェイラへ譲渡。扇術Lv1へ。

 【鞭術Lv2】ナハトアへ譲渡。鞭術Lv2へ。

 【暗技Lv8】ギゼラへ譲渡。暗技Lv8へ。

 【暗技Lv5】カティナへ譲渡。暗技Lv5へ。

 【暗技Lv5】ベスへ譲渡。暗技Lv5へ。

 【暗技Lv5】カルマンへ譲渡。暗技Lv5へ。

 【暗技Lv5】ライルへ譲渡。暗技Lv5へ。

 【暗技Lv5】ラフへ譲渡。暗技Lv5へ。

 【暗技Lv5】ロロへ譲渡。暗技Lv5へ。

 【暗技Lv5】セイラへ譲渡。暗技Lv5へ。

 【投擲Lv7】リンへ譲渡。投擲Lv7へ。

 【投擲Lv6】ギゼラへ譲渡。投擲Lv6へ。

 【投擲Lv6】カティナへ譲渡。投擲Lv6へ。

 【投擲Lv6】ジルへ譲渡。投擲Lv6へ。

 【投擲Lv1】アニタへ譲渡。投擲Lv1へ。

 【投擲Lv1】エドガーへ譲渡。投擲Lv1へ。

 【投擲Lv1】ヘルマへ譲渡。投擲Lv1へ。

 【投擲Lv1】ヒューゴへ譲渡。投擲Lv1へ。

 【投擲Lv1】ジャックへ譲渡。投擲Lv1へ。

 【投擲Lv1】クラムへ譲渡。投擲Lv1へ。

 【投擲Lv1】シェイラへ譲渡。投擲Lv1へ。

 【光耐性LvMax】コレットへ譲渡。光耐性LvMaxへ統合され光吸収へ。素体が闇属性のため光無効へ。

 【光耐性LvMax】エリザベスへ譲渡。光耐性LvMaxへ統合され光吸収へ。素体が闇属性のため光無効へ。

 【光耐性LvMax】エトへ譲渡。光耐性LvMaxへ統合され光吸収へ。素体が闇属性のため光無効へ。

 【闇耐性LvMax】シンシアへ譲渡。闇耐性LvMaxへ統合され闇吸収へ。

 【闇耐性LvMax】ギゼラへ譲渡。闇耐性LvMaxへ統合され闇吸収へ。

 【闇耐性LvMax】カティナへ譲渡。闇耐性LvMaxへ統合され闇吸収へ。

 【風耐性LvMax】リンへ譲渡。風耐性LvMaxに統合され風吸収へ。


 ふと夢中になって譲渡していたので慌てて【メニュー】の時計を見る。【風盾ウインドシールド】を掛けてくれてから27分が過ぎようとしていた。


 「ギゼラ。ごめん。【風盾ウインドシールド】の効果が切れそうなんだ。掛け直してもらえるかい?」


 「あ、はいルイ様。効果時間はアピスと同じくらいの長さで宜しいのですね?」


 「うん、それでいいよ。ん……」


 ギゼラが立ち上がる前に御礼を込めて軽くキスをしておく。詠唱が始まったのを聞きながらまた譲渡画面に眼を落として没頭し始めるのだった。


 【遠目Lv20】リンへ譲渡。遠目Lv20へ。

 【遠目Lv3】シンシアへ譲渡。遠目Lv3へ。

 【遠目Lv3】ディードへ譲渡。遠目Lv3へ。

 【警戒Lv26】ナハトアへ譲渡。警戒Lv26へ。

 【罠Lv15】ナハトアへ譲渡。罠Lv15へ。

 【狩猟Lv4】ナハトアへ譲渡。狩猟Lv4へ。

 【狩猟Lv4】ガルムへ譲渡。狩猟Lv4へ。 

 【裁縫Lv8】エレオノーラへ譲渡。裁縫Lv8へ。

 【解錠Lv6】エドガーへ譲渡。解錠Lv6へ。

 【解錠Lv6】カティナへ譲渡。解錠Lv6へ。

 【解錠Lv6】リンへ譲渡。解錠Lv6へ。

 【追跡Lv5】ベスへ譲渡。追跡Lv1に統合され追跡Lv6へ。

 【追跡Lv5】エドガーへ譲渡。追跡Lv5へ。

 【追跡Lv5】ギゼラへ譲渡。追跡Lv5へ。

 【追跡Lv5】ヘルマへ譲渡。追跡Lv5へ。

 【追跡Lv5】ヒューゴへ譲渡。追跡Lv5へ。

 【追跡Lv5】ジャックへ譲渡。追跡Lv5へ。

 【追跡Lv5】カティナへ譲渡。追跡Lv5へ。

 【追跡Lv5】カルマンへ譲渡。追跡Lv1に統合され追跡Lv6へ。

 【追跡Lv5】クラムへ譲渡。追跡Lv5へ。

 【追跡Lv5】ライルへ譲渡。追跡Lv1に統合され追跡Lv6へ。

 【追跡Lv5】リンへ譲渡。追跡Lv5へ。

 【追跡Lv5】ナハトアへ譲渡。追跡Lv5へ。

 【追跡Lv5】ラフへ譲渡。追跡Lv1に統合され追跡Lv6へ。

 【追跡Lv5】ロロへ譲渡。追跡Lv1に統合され追跡Lv6へ。

 【追跡Lv5】セイルへ譲渡。追跡Lv1に統合され追跡Lv6へ。

 【潜伏Lv8】ギゼラへ譲渡。潜伏Lv8へ。

 【潜伏Lv8】カティナへ譲渡。潜伏Lv8へ。

 【潜伏Lv4】ナハトアへ譲渡。潜伏Lv4へ。

 【潜伏Lv1】ベスへ譲渡。潜伏Lv1へ。

 【潜伏Lv1】カルマンへ譲渡。潜伏Lv1へ。

 【潜伏Lv1】ライルへ譲渡。潜伏Lv1へ。

 【潜伏Lv1】ラフへ譲渡。潜伏Lv1へ。

 【潜伏Lv1】ロロへ譲渡。潜伏Lv1へ。

 【潜伏Lv1】セイルへ譲渡。潜伏Lv1へ。

 【忍び足Lv10】カティナへ譲渡。忍び足Lv10へ。

 【忍び足Lv10】ギゼラへ譲渡。忍び足Lv10へ。

 【忍び足Lv5】ナハトアへ譲渡。忍び足Lv5へ。

 【忍び足Lv5】ベスへ譲渡。忍び足Lv5へ。

 【忍び足Lv5】カルマンへ譲渡。忍び足Lv5へ。

 【忍び足Lv5】ライルへ譲渡。忍び足Lv5へ。

 【忍び足Lv5】ラフへ譲渡。忍び足Lv5へ。

 【忍び足Lv5】ロロへ譲渡。忍び足Lv5へ。

 【忍び足Lv5】セイルへ譲渡。忍び足Lv5へ。

 【野営Lv20】ナハトアへ譲渡。野営Lv20へ。

 【料理Lv68】ナハトアへ譲渡。料理Lv68へ。

 【料理Lv15】エレオノーラへ譲渡。料理Lv15へ。

 【旅歩きLv20】ナハトアへ譲渡。旅歩きLv20へ。

 【乗馬Lv46】ナハトアへ譲渡。乗馬Lv46へ。

 【交渉Lv161】ナハトアへ譲渡。交渉Lv161へ。

 【採集Lv105】ガルムへ譲渡。採集Lv105へ。

 【栽培Lv206】ガルムへ譲渡。栽培Lv206へ。


 ふぅ、これで90近くは減ったよな。消去するにはもったいないって思っちゃうから貧乏性だよな。


 「うおっ!?」


 とぼ〜っと考えてたら【譲渡画面】の向こう側からシンシアの顔がぬっと出て来たのだ!? え? もう王都の手前まで来たの!? か〜ダメだな熱中しすぎてたね。


 「主殿、怒っているのか?」


 「え? いや、ごめんちょっとプレゼントを送りまくってて時間を忘れてたんだ。難し顔をしてたんなら、それは数が多いから困ってただけで怒ってたんじゃないからね? 長い時間ありがとう、シンシア。御蔭で快適な旅だったよ。ん……」


 画面から顔を出したままだったので慌てて画面を閉じて、胸の前で両手を振りながら否定しておく。今回は僕が悪い。お詫びも兼ねて御礼のキスをしておいた。でもなんだか最近キスを求められてる気がする。アイーダの手法を学習したのか?それにしてもシンシアが馬車に乗り込んで来たのにも気付かないとは。


 反省しつつも王都の南門に到着するまでの間シンシアのケアに(いそ)しんだのだが、前回の通り【魔法による身元照合アイデンティティ・ヴァリフィケイション】の掛かった水晶珠に手を置ために全員詰め所の奥に通される事になる。


 「あ」


 そこに居たのは気難しそうに顔を(しか)め腕組みして座っていたアッカーソン辺境伯その人であった。


 「遅い……」








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