第198話 合縁奇縁
大変長らくお待たせして申し訳ありません。
昨年は色々ありました。
今年は良い一年になる事を願っています。
皆様にも、幸多くありますように。
何とか、元旦に間に合いました!(;´Д`A ```
「皆心して聞いて欲しい。どうやら、ベルキューズと僕は血が繋がった親族らしい――」
そこに居合わせた誰の口からも言葉が出て来なかった。
いや、出せずにいたと言った方が良いのかもしれない。それだけ重い響きのある事を告げたんだから。僕だってそうさ。シンシアと出逢う切っ掛けになったのが、ベルキューズの手先との遭遇だからね。
因縁……。
いや、因縁じゃないな。でも何か縁を感じない訳にはいれない、そんな状態さ。
遅かれ早かれ、ベルキューズ陣営とはぶつかることになりそうだ。シンシアの姉たちが居るとは予想外だったけど、出来ればあの角をどうにかしたい……。
竜族である彼女たちも【狂魔の角】を着けてるんだ。それを望むと望まぬとに関係なくね。
少なくとも、ベルキューズ陣営の9割は【狂魔の角】を生え出させていると考えた方が良い。気付かない内に付ける、あるいは考える事を止めて言いなりになれば力が手に入る。何とも低俗な方法だ。
それをベルキューズが奨めてるなら、尚更止めさせる必要がある。最悪、討つ事になってもね。それが血族としての勤めだろう。
いや、そんなんじゃないな。
父さんと母さんへの手向けになる。
瓶に入ってる【狂魔の角】が田螺みたいに自由に動いてるのを最近見た。何かの母体があって、この角が簡単に増やせるなら脅威以外の何者でもないし、母体もろとも葬り去る必要があるよな。
そう思考の沼に沈みかけてたところを、左腕をホールドしてるアピスが更に強く腕に抱き着いてきたお蔭で我に返る事が出来た。ああ、いけないいけない。
「ごめん、アピス。ありがとう。何かここに来て急展開で僕も付いていけてないみたいなんだ。色んな情報が入って来たからね。整理する時間が欲しい。王様、何処か皆で休める場所をお貸し願えませんか?」
僕の言葉に、アピスは抱き着く力を強くすることで応えてくれた。腕に伝わる柔らかさを感じながら、オディロン王に尋ねてみる。人の姿で居る時は僕よりも手幅1つ低い白髪混じりのおじさんだ。癖のない茶褐色の髪の中に銀色に輝くものが幾筋も見える。
「それならば、離宮が良かろう。こちらとの連絡はガレットにさせる。ガレット。ルイ殿たちを離宮へご案内するように」
その中黃色の瞳がすっと動いて、宝物庫の入り口で待機している侍女長さんの姿を捉え、命令を出してくれた。
前回は気が休まらなかったけど、今回はアルマも居る。問題は無いだろう。
「畏まりました、陛下。皆様、ご案内致します。どうぞこちらへ」
癖のない金色の長髪を背中まで伸ばしたガレットさんが、優雅にお辞儀をして、薄藍色の瞳で僕を見返して来た。いや、そんな期待した目で見ないように。
先に、じゃない。奥さんたちをケアしないといけないんだから、余計な火種を持ち込まないようにしてよ!?
「では、わたしもそちらにご一緒しても良いかしら、ルイ?」
その一言に空気がピリッとなったけど、ここの人らは完全に僕から目を逸らした。いや、確かに内輪の問題ではあるんだけど、所属はこの王宮だよね!?
「え、あ、ああ、良いですよ。まだ色々と聞きたいこともあるし、こちらこそお願いします。と言うか、僕は貴女の事を何て呼べば良いでしょうか?」
「ルイが好きに呼べば良いわ。名前でも、新しく付けてくれても良いのよ?」
「流石にそれは荷が重いので勘弁してください。じゃあ、そのまま母さんで」
「あら残念。わたしはお嫁さん候補にはならないのかしら?」
「なる訳ないでしょ!? 皆が良いと言っても、その姿形、声、である限り僕の中ではありえない選択肢です」
「本当、残念だわ。こうなるとアスクレピオスが羨ましくなってくるわね」
右頬に右手を当て、首を傾げる母さんを見ながら正直頭が痛くなって来た。一夫多妻はこの世界の文化として受け入れたけど、近親結婚は流石に勘弁だよ。本物の母さんじゃないと頭では解ってても無理なものは無理。
「今後とも宜しくお願いします、御母様」
先手を打ってアピスがそう頭を下げると明らさまに嫌そうな表情が浮かんだのが見えたけど、溜息と一緒に消えてしまった。
アピスの挨拶を見て、皆が口々に「御母様」と言うもんだからどんどん機嫌が悪くなっていく母さん。あ~これは奥さんだけじゃなくて、親の機嫌もバランス良く取らないといけないと言う、嫁姑問題か!?
「あ~じゃあ、離宮に着くまでエスコートしましょうか?」
『えっ!?』「そお!? じゃあお言葉に甘えちゃおうかしら!」
一斉に僕を見る奥さんたちと、シュパッと僕の空いた左腕に腕を絡ませてくる母さん。Oh……これどっちを取ってもダメなパターンだ。どうすんだよ、これ。
父さん、何でこんな面倒事を残してるのかなあ!? 何で父さんの分身みたいな魔道具を、残してなかったのか悔やまれる。
そんな事を内心嘆きながら、上機嫌になった母さんを左に、不機嫌になったアピスを右に、そして不満タラタラな奥さんたちを引き連れて、足取り重く離宮へと向かった――。
◇
次の日の朝、艶々の奥さんたちと、母さんがにこやかに食事を摂ってた。
昨夜は、奥さんたちにたっぷり吸い取られたね。色々燃えてたみたいだし……。おほん。
母さんの方は、どうやら奥さんたちと協定を結んだらしい。詳しいことは教えてもらえなかったけど、この後一緒に行動することと、魔力の補充は僕からしても良いけど一緒には寝ないと言うことだけは教えてくれた。
で、朝から頬にキスをせがまれたので、頬っぺにならと思って油断してたら唇を奪われたんだよ。悪戯の仕方が本物そっくりなのはどうにかして欲しい。
いや、生前悪戯でキスされてたというのはないけど、油断させておいてという型が同じってことさ。まあそういうこと。しっかりキスされた拍子に魔力も吸い取られたって訳。
お蔭で朝から僕がモヤモヤしてる。
「お父様、お顔の色が優れないようですが大丈夫ですか?」
「ああ、アルマ。顔色? そうかな。何も問題ないよ。それよりも今日の髪形も可愛いね。誰に編んでもらったの?」
5歳位の可愛らしい女の子が薄緑のワンピースでドレスアップし、背中まであった翠色の髪を綺麗に編み込んで、後頭部で花のように見せているんだ。本当に可愛くて、見てるだけで頬も緩む。
「本当ですか!? 」
僕の誉め言葉に、ぱあっと笑顔を咲かせたアルマが隣に座る青鬼族の美人さんの顔を見るのを見て、ああ、彼女にしてもらったのかと気付けた。上手いもんだ。
「うん、本当に良く似合ってる。セシリアさんもありがとう」
「いえ、里の幼い子どもたちにしていた経験が活かせて良かったです」
少しはにかみながら俯くセシリアさんを見てると、皆の視線が刺さって来た。
えっ!? これでも有罪!? いやいや、これくらいは許してよ。
そんな事を思いながら、今後の予定を確認する。アルマの無事を確認できた僕たちは、当初の予定通りセシリアさんの案内で領地と山脈を挟んだ反対側にある魔族領に向かう。
相当な遠回りだ。
南半球の赤道より少し上から北半球の北側に来て、また戻るんだからね。まあ、今度はアルマも居るし賑やかな旅になると思う。
季節風と僕は呼んでるけど、北半球を流れる上空の大きな風の流れがあるから、来た空路を逆戻りするにはシンシアへの負担が大きい。だから、鷲の王国を東南東方向に南下するルートでゆっくりエレクタニアへ戻る。
戻ると言っても、近くを通ってそのままエレボス山脈を超えるて目的地に行くだけだ。風の流れにも極力逆らわないから、3日もあれば着くんじゃないかとザックリ思ってたりするよ。
持って来てる食糧は、元々僕のアイテムボックスに入ってるから、3日どころか1ヶ月でも対応できる量がある。
ひょんなことから鷲の王国に来ることにはなったけど、結果として良かった。父さんや母さんの思いを知る事ができたしね。まあ、杖が母さんになるオマケは要らなかったよ、父さん。
僕にどうしろって言うんだい。
これから先を思うと気が重くなる。でも、遣るべき事も見えた。
先ずは魔族領で“北の君”に謁見し、用事を済ませる。それからサフィーロ王国に戻ってエトたちと合流だ。ジル、シェイラ、レア、サーシャの4人の動向がぷっつりと切れてるからどうにかしないと……。
そして、ベルキューズと狂魔の角問題だ。ベルキューズは僕の血縁者。ベルキューズに仕えている赤竜と白竜がシンシアの姉さんだと言うから驚いた。
ジルたちの問題が片付いたらすぐに取り掛かるつもりだけど、具体的にはまだ何も思いつかない。シムレムに残ったハイエルフのお婆ちゃんや、ダークエルフの奥さんたちやナーガ変異種の奥さんが対策を練ってくれてるけど、そこが決まらなきゃ何もできないって言うのもある。
魔道具やこっちの世界の薬学には疎い事が露見してるから、僕にはする事がない。出来るのは、邪魔をしない事と、信頼して待つことだ。
朝食を終えた僕たちは、王族の面々に別れを告げ旅立った。
ん~泣き縋られたくなかったから、かなりドライな別れにしたよ。アルマを養子にとか言いそうでね。僕に言わせれば、自分たちの都合で手放したんだから、もう交渉する気はない。
嫁に、というのは以ての外だ。
逆に生みの親であるアンジェラは動じてるようには見えなかったよ。表面的には、だけどね。
あの時にしっかり別れを済ませてるのと、実際には自分で温めてないといのが相俟って、肉親の情が湧かないのかもしれないな。
あと母さんに頼んで、病弱な息子に将来的には自力で【人化】できるように【転写】して貰っておいた。発動できなければ、体に負担がかかる心配もないみたいだから。僕も【治療】の魔法を掛けておいたよ。
どう育つかは、彼次第さ。
色々あったけど、6輪の長尺馬車に乗り込み、鷲の王国に来たのと同じ方法で黒竜に抱えてもらった上で、冷たい風が吹く空に飛び立った。
窓から見えていた、王宮と見送る人の姿があっという間に小さくなる。
そこから目を離し、進む方向に視線を向けると、雷雲を思わせる黒雲が集まり始めているように見えた――。
◇
▼ カミラ / マルガ ▼
同刻。
東テイルヘナ大陸。
それを南北に分断するエレボス山脈。万年雪を頂きに冠して鎮座する連峰からもたらされる清らかな湧水は、南北に隣接する肥沃な土地を作り出すことに一役買っていた。
山脈の南に広がる広漠とした砂海はその水を吸い込み、生命の営みを今も阻む。片や、北に目を向ければ、青々とした草の海が広がり多くの生命が息衝いていた。
その広大な草原地帯に、人々が寄り添い、村を作り、街を建て、国を興したとしてもそれは自明の理であろう。エレボス山脈に接した隣国は全部で3つ。西から順にアルマドュラ王国、グラナード王国、ラティゴ王国だ。
どの国も、雪解け水からもたらされる水で農耕が盛んだが基幹産業と呼べるものはない。麦を作り、果実を作り、革や毛皮、食肉を得るために牧畜をする。
グラナード王国、ラティゴ王国び二国は国土の一部が海に面している事もあり、漁業も盛んだ。だが、何処にでも他人の財産を横取りしようという輩は居るもので、盗賊や海賊の類が徒党をなし、村や旅人を襲うという事案はどの国でも後を絶たなかった。
故に、旅人はなるだけ護衛を雇った商隊に金銭を払って帯同を願い出るか、旅人同士で徒党を組み、自らで交渉して護衛を雇う。村の財に余裕がある場合も同じだ。そうする事で身の安全を図ろうとするのも、無理からぬことだろう。
誰であれ、自身の命と財産は惜しいのだ。
その時に護衛として一役買うのが、冒険者と呼ばれる国とは一定の距離を置く組合員の存在だろう。組合員は、所属する組合が定める査定によって階級分けされており、護衛の仕事を受けれる者を選別しているのだ。
一定以上の実力があると認定された者たちが護衛に雇われ、人数や階級によって支払われる金銭が増減するという仕組みであることも、利用者が多い理由だろう。
他方、傭兵という組合も存在するが、彼らの場合多くは戦を生業とするゆえに、技術も実力も区々で、護衛には向かいない事も知られている。
今日もまた、街から街に続く公道を、商隊が四人の男女に囲まれた一台の馬車を走らせる様子が見えた。
旅人と護衛が進む道は、グラナード王国南端、エレボスの麓にある国境の街から、北端の港湾都市へと続く舗装されていない道だ。彼らはこの道を十日程北進していたのだが、頻りに周囲を警戒していることに違和感を覚える。
周囲には誰も見えないのに、何を恐れているのか、と。
あるのは少し背の高い草の海と、点々と飛島のように現れる雑木林だけ。
時折、剣山のように鋭く聳える山並みから、山麓に吹き下ろすその風は、季節の移ろいに合わせて涼風とも、寒風ともその表情を変える。
秋の移ろいを感じさせる冷やりとした風が草の海を波立たせた時だった。
誰も居ないと思っていた左右の草むらから、武装した男たちだけの集団が現れたのだ。身を起こしたそれぞれの手に刃物を持ち、鬨の声を上げながら襲い掛かって来る一団の人数は、左右で四十を数えるだろうか。
「敵襲! 馬車を守れ! アレクセイとクリチュカは右を頼む。俺とマーシャは左だ!」
「「はいっ!」」「分かったわ!」
「エルナンドさんは馬車の中へ!」
「ひ、ひぃっ!」
護衛の長らしい戦士の男が大盾を片手に仲間へ指示を出す。御者席で手綱握っていたやや肥えた中年の男が、身を更に丸めながら馬車の中へ転げ込む。
と同時に、馬車の左側で爆発音と炎が弾け飛んだ。誰かが火の魔法を使ったのだろう。
焦げ臭い肉の焼けた臭いと、生草の焼けて目に染みる煙を切り裂いて、刃が激しくぶつかり合い、金属音と、少し間を開けて悲鳴のような絶叫が上がる。
その様子を遥か上空から見下ろす二つの影があった。
丁度、太陽を背にするように位置取りをしているせいで、地上からは姿を見ることができない。陽の光が邪魔をするのだ。
蝙蝠を思わせるような、それでいて重厚な黒色の翼を広げる二人の女性。
「ねえ、カミラ姉さん」
「ん? なあに?」
「あれ、襲われてるんじゃないかしら?」
「あら? そう言われてみればそうね。あの人たちに聞いてみれば何か分かるかしら?」
「どの道、誰彼構わず聞いて回らなきゃいけないんだから、恩を売って手伝ってもらうのもありじゃないかしら?」
齢は、見たところ50歳くらいだろうか。見方によってはもっと若く見えるかもしれない。程の美貌の持ち主だ。
「マルガは左。馬車を守ってる子たちを巻き込んじゃだめよ?」
「姉さんこそ、遣り過ぎないでね?」
そう言って、顔を見合わせニコリと微笑んだ二人が、腰まで伸びた金髪を靡かせながら急降下を始める。
盗賊たちにとっては最悪の日となる事が決定した瞬間だった。いや、果たして悔いる時間があるのかどうかも疑わしい。
瞬く間に地上に降り立った二人が、盗賊たちを殲滅するのに要した時間は、僅か十を数えるほどだったのだ。
「な、何が起きたんだ!?」
「あたしに聞かないでよ!?」
赤髪を短く刈った戦士の男が、大盾から顔を覘かせながら土煙の向こうを目を細めて見る。さっきまで、劣勢だったはずの戦いがすでに終わったような静けさがあるのだ。
新鮮な血の臭いが鼻を衝く。
背中まで伸びた赤茶色の髪に、手を入れてガシガシと頭を掻く若い女も半信半疑のようだ。ただ、彼女は言いようのない不安に襲われていた。
なまじ魔法が使えるだけあって、スキルになるまでには達していないが、魔力を感じ取る感覚が優れているのだ。その感覚が、己の中で非常に高い魔力の塊が現れたと警報を鳴らしていたのである。
「危ないところでしたね」
「不死族になったら面倒だから、片付けるの手伝ってくれないかしら?」
と、そこへ、左右から女の声が掛けられる。
土煙が風で流されて、現れた二人の美女に若い男たちは息を呑み、次の瞬間、快諾の言葉を口にしてそそくさと死体の埋葬を始めるのだった。
本来であれば、雇い主の許可が居る行動ではあるのだが、助けられたという思いがその行動を止められなかったのだろう。
護衛の若い女たちの溜息は彼らを引き留めておくことも叶わず、結果として男二人を得体の知らない女の所に置いておくことも危ないと判断した女たちも、それに加わるのだった。
天空から地上に降り立った二人の麗人は、つい先頃まで、エレボス山脈を越えたミカ王国の国境の街の宿屋で人間社会の常識を学んでいたヴィルヘルムの母とシンシアの母だったのだ。
一通り一般常識を身に着けた彼女たちは店を閉め、エレボスの峰を商隊と共に北側へ越え、カミラの息子ヴィルヘルムの足取りを捜すために、グラナード王国の港湾都市を目指していたのである。
飛んでいたのは、歩くのが単に面倒になったからに他ならない。
竜の隠れ里で起きている異変を取り除くために、彼女たちは我が子に助力を求めるつもりでいたである。手掛かりは名前だけ。
ヴィルヘルムと、ルイ・イチジクという名前。
死体を処理するのは、ある種後続の旅人たちに被害を出さないためのマナーでもあるため、護衛を雇った商人が口を挟むことはなかった。
なかったが、その美貌に目を奪われてしまったのは仕方のない事だ。男の性と言っても良い。旅の道連れとして快く迎え入れたことに、下心がなかったと言えば嘘になるだろう。
埋葬を追え、茶を飲みながら自己紹介を終えた彼らはここで驚くことになる。
「わたしたち人を探してるの」
「ヴィルヘルムとルイ・イチジクと言う人。どちらかでも構わないんだけど、聞いた事ないかしら?」
「「「「えっ!? ヴィルさんとルイさん!?」」」」
二人の美女の口から出て来たのは、彼らがとあるダンジョンで出会った生霊と、黒竜の名前だったのだ――。
お読みくださり感謝いたします。
近況でも書きました通り、データが飛んでしまいましたので可笑しな部分もあるかもしれませんが、その際は遠慮なくご指摘ください。
これからも、投稿三年目に入りましたレイス・クロニクルをまったり応援して頂けると幸いです。




