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「すみません・・・。」

私は、編集長に頭を下げた。

あろう事か、星山さんがあんな提案をするなんて、今の私は思いもしなかった。

「お詫びと言ってはなんですが、今度ウチの書店で、フェスをするんです。

その担当を彼女に任せたいと思うんですが、編集長の意見を聞いて置きたいと思いまして。」

「勿論、お受け致します。美山、頼んだぞ。」

肩にポンっと手を置くと、編集長は自分の席へと戻っていった。

「かなり、信頼が厚いんだな。」

「えぇ。って、まだ居たんですか?」

信頼が厚いって言っても、まだ働き初めて5年〜6年くらい。

ほかの人から見れば、もうベテランって所だけど。

自分では、まだまだ未熟だと思う。

「先輩、これお願いします。

後、先方の溱さんとも連絡を。」

後輩のユリちゃんが、資料を持って来た。

「と言うことで、今は仕事中です。

お帰りください。」

冷たく言い放ち、自分の席に付くと、持ってきてくれた資料に目を通した。

ちょっと誤字が合ったため、手直しを始めた。

「美山、HALの写真チェック頼む。」

カメラマンの、猛がHALの写真を机の上に置いた。

猛とは幼馴染みで、仕事場では苗字で呼んでいる。

密かに人気があって、学校でも告白されているのを見た事がある。

「ありがとう。じゃぁ、チェックしておくね。」

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