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2度目の選択肢です。あなたならどう返しますか?

次の日。

私は、学校から帰ってきて、私服に着替えた後、宿題を済ませ、夕食の準備を手伝っていた。

「じゃぁ、これ。お願いね。」

そう言ってお母さんは、玉ねぎ、人参、じゃがいもを渡して来た。

「うん。」

初めて握る包丁は、何故か懐かしいような感じがした。そして、じゃがいもと人参の皮を向いていった。頭で覚えてはいなくても、体が覚えて居るかのように、スラスラと出来た。

「上手いっ、あたしより上手いわ。」

「そんなことないって。母さんの作る料理はいつも美味しいもの。」

「お世辞でも嬉しい。梨那子は本当に優しい子ね。」

頭を撫でながら、そう言ってくれた。私は、笑いながら、お母さんの顔を見ていた。

「じゃぁ、この続き頑張れ。」

微笑みながらそう言うと、母さんはサラダ作りを始めた。


その次の日もずっと、ご飯を作るのを手伝っていた。

お小遣いは順調に溜まってゆき、ちゃんとは数えてないけれど、千円まで溜まった。猫の貯金箱が満タンになったので、新しいのを買ってもらった。今流行って居るのは、ふしぎ遊戯や幽遊白書。セーラームーンなど。私は、セーラームーンの中のジュピターの貯金箱を買ってもらった。

そんなある日、母さんが、病に倒れた。

「かぁさん。」

泣きじゃくりながら、母さんの手を握って居ると、父さんがこう言っていた。

「母さんは大丈夫。梨那子、猛君が心配するから、今日はうちに戻ろう。・・・・な?」

私は、頷くと、父さんにおんぶされながら家にもどった。家につく頃には、私は泣き疲れていたのか、寝ていた。その日の夜だった。母さんが亡くなったのは。

手術も手遅れだったらしい。あちらこちらに癌が転移していたらしいと、お父さんにあとから聞かされた。


「分かった、そう言う事ならいてやってもいい。」

あなたなら何て返す?

1、このサディスト

2、すぐそうやって調子に乗るんだから

3、・・・お願いします。

決まりましたか?

では、第十二部、第十三部、第十四部へと移動してください。

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