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ちょっとの間、梨那子の過去を書いていこうと思います。

そして2年が経ち、美山夫婦に引き取られたんだ。新しく出来た両親には、それはそれは優しくして貰った。学校にも行かせてくれて、暖いご飯も作ってくれて・・・。両親の愛情を知らずに十年間過ごした私には、こんなにも優しくしてくれた両親に、違和感を感じた。実の娘でもない私に此処までしてくれるのは有難い。だけど、実の両親に捨てられてるから、優しくされたら、捨てられるときが怖い。

「梨那子、ご飯よー。」

「・はーい。」

その夜は、サーモンのムニエルとコンソメスープだった。

「母さん・・・。」

「ん?」

「明日から、ご飯作るの手伝っていい?」

「おっ、梨那子。いい子だなぁ。明日ゲームでも買ってあげよう。」

「パパ、甘やかしたら駄目よ。じゃぁ、こうしよ。一日出来たら十円。二日目で二十円。お小遣い形式で、十日続いたらその百円で、何か買うっていうのはどう?」

「「それいい。」」

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