少女漫画のようだ!(´д`
キーンコーン...
「ハァッ...くっそ」
階段を上っているところでチャイムがなってしまった。
しかたない。とにかくいそごう。
....
ガラッ
「おはよー...ございます」
小さな声でいう。
ここで、一番嫌なのが、みんないっせいにこっちを向いてくることだ。
視線が痛い
「ったく...。おそいだろう!遅刻だ!」
分かってることを言われるとむかつくよ。このハゲ。
ハッ。しまった...。つい本音が...←
「はぁー」
席に着いた俺はため息をついた。
急いだのに無駄だったなー。なんて
俺が留年したくない理由は3つある。
1つ目は、自分のため。
2つ目は、親のため。
2年生までやんちゃしてて迷惑かけたしな。これ以上迷惑かけらんないわけよ。
もう1つは。
好きな女子のため。
笑うなよwwこれでも、いたって真剣だ。
別に付き合ってるわけでもない。
けど、好きな女子に留年したーって報告すんのも嫌だしなw
好きな女のためとか乙女な俺だわー←
「遅刻、3回目」
「え?」
横から聞こえてきたのは、きれいな透き通る声。
反射的にその声の方へと向いてしまう。
ああ、こんなにきれいな声のやつとか一人しかいねーじゃん。
「遅刻5回したらジュースおごらせるからね。」
ニコッという効果音がつきそうなほど眩しい笑顔でそう言った彼女は、俺の好きな女子の、松岡 千沙だ。
見た目は上の下ってところで、めっちゃ美人!てほどの美人じゃないけれど、さっきの透き通るような声とか、一つ一つのしぐさで男子にもてている。
「えー、俺金ねぇっつーの」
「じゃあ、遅刻しないでよねッ。留年したら、タダじゃおかないからね!」
「わーったよ」
こんなひとつひとつの会話がすごく嬉しい。
て。wなにこれどこの少女漫画だよw