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カルテ【00】:この世界の呪いについて

本作品を見つけていただきありがとうございます。


本作はR15です。

解呪(架空の医療行為)に伴う生理的な苦悶、魔力酔いによる意識の混濁、およびそれに付随する生体反応の描写が含まれます。


ストイックな解呪技術描写を主軸としておりますが、一部に官能的・フェティッシュと受け取れる表現、および過酷な処置描写が含まれます。

規約を遵守し、性行為そのものの描写は一切ございませんが、苦手な方はご注意ください。


この作品は1話完結のオムニバス形式となっております。

*ハーレム展開はありませんのでご注意ください。


挿絵(By みてみん)

 この世界には呪いが存在する。


 ダンジョンで見つけた装備品だけではない。

 普段使っている、小物、衣類、靴。

 ありとあらゆるものが、ある日突然、呪いのアイテムへと変貌する。


 だから、この世界の解呪師の数は多い。

 だが、女性専門の解呪師となると、その数は極端に激減する。


 なぜなのか――。


 この世界の女性は、魔力と呪いが深く結びつきやすく、解呪には極めて繊細な技術を要するからだ。

 表面的な魔法では呪いを解除することができない。

 至近距離で魔力を同調させ、その波動の乱れを一つずつ丁寧に解きほぐし、呪いの核を破壊ならないのだ。


 そんな事情もあり、女性専門の解呪師である俺の店は、今日も客足が途絶えることはない。


 ほら、今日もまた一人。

 困り果てた様子の「迷える子羊」が、扉を叩く音がする。

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