【プロットタイプ】衝動的買い方
注意事項1
起承転結はありません。
短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。
上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。
これは読者様の問題ではなく、私の問題。
詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。
注意事項2
買っちゃいなよー。
えーでもー。
みたいな会話が死ぬほど苦手で。
あれの会話の意味は? 中身は? 身になるの?( ΦωΦ )
まどろっこしい事、鬱陶しい事が嫌い。そもそも『迷う』という行為が嫌いである。時間の無駄。『あれが一番楽しい』という気持ちが分からない。だからこそ、そもそも販売店に出向くと、買い物が苦手なのだと痛感する。
鏡花と共に行動する事は数あれど、何かを購入する場に居合わせた事は少ない。大抵は観光の一巻。拝観料を支払って物を見るか、雑貨屋の冷やかしに費やされる。
だが今日は珍しく目欲しいものがあったのか、気に入った物を幾つか購入して、レジまで持って行く。その時間、凡そ三秒。即買いとはよく言ったものである。
満足のいく買い物だった様で、上機嫌で喫茶店へ。
「どうした瑠衣たぁん。決まらんと?」
「いや。もう決まった」
「じゃあ、呼ぶわ。すいません〜」
あまり悩まないのだ。何か物を買う際に。確かに金欠の際に行動に躊躇いが生じる事はある。だが其れは『買う』という行動を制限しているに他ならない。心持ちは既に『買う』つもりなのだ。
「ブレンド一つ」
「ブレンドと、モンブラン。あとチーズケーキお願いします」
俺は顔を上げて前に座る女を睨めつける。しかし何処吹く風と言った様にそっぽを向いた。
『迷わない』という事は、それ即ち『衝動的』でもある。其れは悪癖であると言っても構わないだろう。
「その衝動性、何時か後悔するぞ」
今頼んだのは腹癒せの一種かも知れないが、其れを繰り返すうちに大きな損失に繋がる。三秒で良いから考えろ。後の自分の為にも。
「なぁに? 心配してくれんの? でも別に後悔する様な選択はしてないよ。私の中では『迷う』という行為そのものが煩わしいからね」
お前は誰よりも生き急いでいるからな。俺が言えた義理ではないが。
「よくあるじゃん? 『迷ってるんだよね〜』、『買っちゃいなよ〜』、『え〜でも〜』って。あの会話、何の意味があるの?」
神妙な顔をして此方を見る。全く価値を感じて居ない表情だった。無駄だと切り捨てる様に。
鏡花はこう見えて残酷な一面がある。無駄だと思ったならば自分の人格、感情さえも容赦なく切り捨てる。意味を感じなければ、腰を上げない。
「安心してよ。こう見えて、買う前に調べてるからさ。調べてなくても、一度は目に入れて持ち帰ってるからさ」
「お待たせ致しました。ブレンド二つと、モンブランとチーズケーキです」
「どうも」
店員がテーブルに皿を展開する。鏡花は四つのうち三つを此方に引き寄せると、問い掛ける。
「瑠衣たん、一皿食べる?」
「要らねぇ。……其れも、考えて、持ち帰って決めたのか?」
「……」
黙るな。
感情の暴露なので、読みたい方だけ。
何でも許せる方向けです。
女子同士でたまにあるじゃないですか。
最近はほぼないのですが。
『これ、買っちゃおうかな〜』
『買っちゃえよ』
『え〜でも〜』
これ、何の意味があるのか。本当に、何の意味があるのか。何も進行してないじゃん。進歩もしてないじゃん。
一日二十四時間、其の数分間を楽しくもない苦しい会話に注ぎ込みたくない。
という心の叫び。
だからアニメで見たキャラの一言。
『迷ってるうちが一番楽しい』
あの気持ちが全然分からない。苦しいだけだわ。
だから買い物は基本的に衝動的。でもそれだと失敗するので、店にいる時だけに留めてます。
いつか後悔するだろうなと思います。後悔する事もかなりあります。
でも迷う方が精神的負担が大きいんですよ。
人生迷ってる暇は無いのだから。
最後のコマは、何も考えず、食べたい物だけを選んだ結果。考えもせず、持ち帰りもせず、今に至る話。
『黙るな。考えろ』
弾丸旅行いきたい。どうせ行く。安心したまえ。