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習作時代  作者: 中川 篤
地獄篇
37/45

36話(日記 2006)



2006 5/22  (月)

 修学旅行初日。朝から気まずい空気の中家を出、特級押上行きで、押上まで行く。9:30到着。しかし集合は10:30なので少しおかしいと思い、駅表を見てみると成田空港の方へ向かっていた。

 慌てて学校へ電話する、携帯電話がない。公衆電話ですます。急いで羽田へ向う。途中、中国人の(カップル?)が乗っていた。11:25到着。急いで先生を探す。

 出発は11:30なのでだれかいないかと探してみたが、いなかった。しかたないので家へ帰る。駅前で父親と会う。どうも先生と電話して修学旅行に行けるようになった、キップはもうとってあるらしい。

 話によると、遅れる生徒は他にもいて、彼(H野)とかは病気で三日後に来るらしい、ので 自分に行く気があれば、明日の午後からでも参加できるとか(ちなみに行かない生徒は学校で補習を受けるらしい)もちろん行くことに決めた。

 父はこのために会社を休んだらしい。富良野までは父親が同伴する。それを聞いてなんだか悪い気がした。自分はなので一人で行くと主張したが、どうしてもダメらしい。それを聞いて無理にでも一人でも行こうと思い、一つチケットを破いた。当然どなられた。結果そのチケットは田口先生がその日の晩電話で何とかしてくれることになり、イヤな気持ちのまま寝た。(この日記を書いたのは5/27(土) 5/21、5/20の出来事がなければ、こんなことは起こらずにすんだのだと今になって思う)



5/23  (火)

 朝、5:00起床、チケットは7:30のを予約してあるので、早く行かねばならない。昨日のことがあるので気分が悪い。しかも眠い。さらに小雨が降っている。飛行機の中では駅で買ったジャンプを読んで暇をつぶす。旭川空港に到着。朝食を取っていなかったので、バスが来るまでの間、食堂を探すが、空港中探しても見つからない。一つの店も開いていない。見つけた店はステーキ丼2000円など高い高い。店はないんだ、もうあきらめた時、空港のスミの方に小さい店があった、お値段もとっても良心的。ホットドック230円、女の子もかわいい。とりあえずそこでホットドックを買った。食べ終わって、少しまった後、バスで移動。3~4時間ほどバスで富良野まで移動、地元の人間も乗っていた(だれも景色なんて見ない)。自分はずっと外を見ていた(非常に退屈な風景になぜかその時は感じた)。

 3~4時間後、みんなの場所へ着く。みんなからオシアゲとイワレまくった。その日にそこでカレーを食べて、その後アイスを作った。近くにはK、H田、H野、克、よしきとかがいた。次に森の中の手づくりグッズ広場みたいなところに行って、父親や母親の事もあって気持ちが少し腐ってて、あまり楽しめなかったと思う。

 その後ホテルに行った。班は自分、S、けいじ、S・J(欠席)だった。二人ともタバコを吸うのが少し困ったけど、二人ともいいやつだった。部屋の中では会話以外は特に何もしなかった。たまーに他の部屋からIやらI川やらがタバコを吸いにきたり、S田、H、誠、K柳、K林とかが二人のいないときに入ってきて、「押上最高?」みたいなことをいーながら部屋を荒らしていって、二人が帰ってきて「え何」みたいなことがあった。他の班の部屋には自分は行かなかったが、何か部屋を通る時にスマブラのカービイの声が聞こえる部屋があった。その日の夜、部屋の前でケンシロウとハセガワが正座で夜遅くまで担任に抗議していた。



5/24  (水)

 起床。朝食はバイキング。みんな疲れているのであまり食欲がない。自分はよく眠ることができたので、よく食べれた。

 バスに乗っての移動。初日と違い北海道の自然が良く見えた。天気は晴れだった。平たーい山のような平野左右に薄ーく広がっていて、地平線が左右に見ることができる。関東平野の山とは色も形も大きさも異なる、とにかく見てみて圧倒された。

 その後、札幌に行った。班行動だったのだが、班と合わず別れる。その後一人で札幌を捜索した。まず、地下鉄の切符を買って北三条通りに行った。いつかテレビで見た札幌の情報によると、ここはシェルターになっているらしい。北三条通には何もなかったので、「さっぽろ」に行ってそこで昼食を食べた。うどん昼がまずい。態度が悪い。次に「すすきの」に行った。警備員の人に道を尋ねたら、とても親切に教えてくれた。その後も色々な所に行った。海鮮市場という所を見たときKたちがいたので合流した。カニを買わされてた。

 3:50集合。ホテルに行く。今日の班はHと克と班長が自分だった。この班はとにかくHがうるさい。喧しい。夕食は外で焼肉。ここでもK、I川、H田らと一緒だった。

 夕食はかなりもり上がった。全員何も考えずに肉を持ってくるので、自分達の場所(自分、K、I川)は三人しかいないので大変なことに。自分は肉をさらに移動させたり、地味に食べた。I川は愚痴をこぼしつつも、最後の最後まで食べ続けた。最後のほうはもう全然だけど。Kは食べていたのは最初の方だけで、後は中にモヤシをつっこんだり、隣のけいじとかS田とかとアイス食ってた。それと横の方で大悟と下田が二人で食べてたけど、大吾が一人で二人前ぐらいの量の肉を食べていたのに驚いた。

 食事が終わってホテルに戻ると、N村が来たので克の持ってきた。ジェンガをやった。しばらくするとM本もきたので、M本も含めてジェンガをした。その後、ミーティングに行って田口先生の話を聞いた。ミーティングにはほとんどの人間が私服で来た大体が黒のスウェット。色は黒、B系レゲエその辺りの服装が多かった。特にケンシロウ、水沼、長谷川、小菅、克とか、何かどっかの駅前にいそうな感じ。深野たちはカジュアルなTシャツ、下田、菅原はその中間。でもタバコは吸う。制服は二人、大吾と立川だけだった。このミーティングの中で吉良の言った、「黙れ、小僧!」というもののけ姫のオオカミの台詞が流行った。だれかが何か言う。吉良が「黙れ小僧!」。その後にケンシロウが「黙れ小僧‼」。そんなのが担任の田口に向けて何発も放たれた。



5/25  (木)

 修学旅行三日目。今日はこのホテルの外に出て小樽を観光。班は札幌の時と同じく、福泉、自分、中村、田中とかと途中入ってきた克、?本、大吾、小林とか。町中には修学旅行生が自分達以外にもたくさんいた。他にも中国人、白人、韓国人(なぜか黒人はいなかった)などいろいろな人種がいて、また町の看板の一つとってみても日本語が読めなくても平気なような工夫が施してあって、そういった所がとても進んでいると思った。まずいラーメン屋で昼食をとった後に氷の館に行った。ここで金が底をついてきたので大吾から1000円借りて見学した。館の中は一面氷で−40°の世界。思ったよりも中にはなにもなくて、人も少なかった。小林の奴が寒さで頭がやられたのか、氷の柱をブチ折ったのと、寒いのが原因で自分はすぐに退場。残った連中は中でギャーギャー騒いでいた。小樽はこんな感じだった。自分の中で小樽のオルゴール館や表通りのような小樽を感じさせるような風景よりも、小林や中村達の相手をして疲れたことの方が印象に残っていることが悲しい。次は一人で旅行したい。

 1:30に小樽観光を終えたメンバーを乗せてバスは次の目的地へ向う。その間、吉良はずっと歌いっぱなしだった。カラオケの機械も古いので、曲も古いものが多かった。途中から慎太郎も歌い始めて、セーラームーンを歌って、みんなを微笑ませたりなんかのいい歌をうたって少し感動させたり、こちらも大活躍だった。歌の間に窓から景色を見ると、曇りなのだけれど、その雲の隙間隙間から光線のような光が降りそそいでいて、風景がとても神聖に見えた。

 その後はスキーのジャンプ台に行って、その後旅館に行った。

 今回の旅館は和式で畳でふとんだった。班のメンバーは船山と宮本と克、班長は克。何故だかとても静かな班で、まず船山は自分から話すほうじゃない。自分もそう。宮本は修学旅行中何があったのか変に丸くなっている。克はわがまま。そんな班だったので、克が持ってきたウノをやってみてもあまり盛り上がらなかった。夕食はしゃぶしゃぶでかなりおいしかった。前の席のケンシロウが皿に大量のハクサイを山積みにしていた。大吾はあいかわらず最後まで食っていた。自分は二クラス中、一番食べるのが遅かった。

 その日のミーティングはクラスで写真を撮って終わりだった。

 夜、花火をやっていた。中々きれいだった。



5/28  (日)

 今日は起きるのは遅めだった。

 午後に少し部屋の掃除をした。

 北海道から荷物が送られてきた。



5/29  (月)

 日記に書くようなことは何もなかった。



5/30  (火)

 学校の体育の時間。クラスでタイムを計った。一番だった。それよりも下田がゴールするときにクラス中の人間が下田に拍手を送った事に少し感動した。他のクラスならフツーこうはならないと思う。

 学校の帰り参構書を三冊買った。とくにforestは使いやすい。今日は勉強は英語しかやっていない。明日は数学をやろう。



6/1  (水)

 寝るのが少し遅くなってしまった現在(12・10分)さいきん遅刻が多い。勉強ははかどった。



6/2  (木)

 今日は何故か午前中疲れた。その上、のどが痛い。なので学校の帰りタクマ歯科に予約を取りに行ったが、その時警官にまたつかまった(偽物かもしれない)結局タクマ歯科は開いてなくて倍疲れて、家に帰って寝た。起きると、7:50分だった。その後食事をとってパソコンをしたらこれが予想外に長びいて2:30分もやってた。(アイタタタタイテー)。12:07



6/2  夜中 4:15

 夢を見た。内容は何かのマンガで主人公がラスボスの所に乗り込む所。DIOが首だけになっていて、主人公のほしいものを人じちにどうどうとこうしょうする。2ⅿくらいある諸葛亮が得意の話術を使ってDIOを圧倒していたが、しばらくするとDIOの側にタレか手下が来る(しかも不じみ)、ショカツ亮側にも2人来て、服ソウが金太郎のような感じで正義なのに(水木しげるのマンガにでてくる鬼太郎のような、昔の友人のT・Aのような感じで)すごいウザかった。



6/2  (金)

 また今日も寝るのが遅くなった。特に何にもなし。11:00



6/14

 常に夢をもち  また他人に夢を与える。

 大人の仕事である。


 夢と馬鹿はうつる。




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