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学食へ行こう③

「さて、無事、ご飯も食べ終わったけどいまからどうするよ。」


「することないよなぁ。」


「どうしましょうかねぇ。」


どうやら3人とも特にすることはないようだ。


「まあとりあえず、いったん外に出ようか。」


俺はそう言って椅子から立ち上がろうとする。


「そうするか。」


松比良と鈴原さんも腰を上げて立とうとしていた。


「あれ。君は昨日のカツ丼くんじゃないか?」


うしろから、聞き覚えのあるような無いような声が聞こえてきた。

振り返ると、昨日スーパーにいた先輩がいた。


「あ、昨日の。カツ丼くんは恥ずかしい野でやめてくれませんかね。」


苦笑いをしながら俺は言う。


「じゃあなんて呼べばいいんだい?」


「今日の俺はハンバーグ君です。」


「わかった。昨日ぶりだね、ハンバーグ君。」


「冗談ですよ。本気にしないでください。」


「わかっているよ。日替わり定食君。」


「わかってないじゃないですか。昨日はちゃんと自己紹介しませんでしたもんね。僕の名前は伊知地彰夫です。」


「よろしく、伊知地君。俺は、桑野。今は二回生だから、君たちの一個上の先輩だ。」


「よろしくお願いします。あ、この2人は僕の友達の松比良と鈴原さんです。」


「あ、こんにちは。こいつの友達やってます。松比良海渡です。」


「は、初めまして。鈴原綾美です。」


「うん。よろしく。何かわからないことがあったらいつでも声かけてくれていいからね。」


「「ありがとうございます。」」


「それで、伊知地君たちは今ご飯食べ終わったところかい?」


「そうですね。ちょうど食べ終わったところなんですよ。」


俺はせっかくだからと思い、1つ質問することにした。


「あの、今から暇なんですけど、なにかやっておいた方いいこととかってあったりしますかね。」


「今からか・・・・・・。履修登録の準備とか、かな。」


「なるほど。」


やっべー。さっきの説明会みんな聞いていなかったから全然わかんねえよ。


「去年の俺が取った講義のスケジュール、教えようか?」


「いいんですか!?」


もしかして俺が履修登録のやり方わからないの顔に出てたのか?まあ、何にしろありがたい。

桑野先輩は携帯を取りだし、おれに連絡先を教えてくれた。

フレンド登録完了の文字と同時に、「写真を送りました。」という文字が通知音とともに俺の携帯に映し出された。


「ありがとうございます。」


「まあ参考程度にでもしてくれ。せっかくだから君たちが自分で興味のある授業を選んでほしいしな。」


「いえいえ。本当にありがたいです。」


「じゃあ、俺は今からご飯だからもうそろそろ行くことにするよ。足止めして悪かったな。」


「いやいや、そんなことないです。ありがたいです。」


「また何かわからないことがあったら聞いてくれ。じゃあまたな。」


桑野先輩はそう言うと俺たちに背を向けて歩いて行った。


「いつの間に先輩と知り合ったんだよ。」


松比良に聞かれて俺は、昨日のスーパーであったことを説明するのだった。


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