学食へ行こう②
学食の席はそれなりに埋まっていた。俺たちのように学食で昼食にしようという考えの人はやはりいたようで、すでにガヤガヤと際っている。しかしまだ席は空いており、俺たちが座る場所も確保できそうだ。
「メニューはどこにかいてあるんだ?」
「あそこに書いてあるみたいだよ。」
鈴原さんが指を指した方向を見ると、メニュー表と何枚か料理の写真が貼ってあるボードが目に入った。
「どれにしようか、なかなか悩むな。」
「まあ大学生活初の学食だからな。悩む気持ちもわかる。」
松比良が腕を組んで悩む横で、俺も何を食べるかを考える。
隣の鈴原さんも右手を顎に当てている。悩んでいる姿も美しい。
数分後、選んだ料理を購入するため、列に並ぶ。
なるほど、どんぶり、定食、麺類で大きく分かれているのか。
俺は日替わり定食を選んだため、定食の列に並んだ。
鈴原さんは俺の後ろに並び、松比良はどんぶりの列に並んだ。
「席はここでいいか。」
4人席を確保し、3人+荷物置きの構図で座る。
「「「いただきます。」」」
「なかなかうまいな。」
俺と鈴原さんが選んだ日替わり定食は、白ご飯とお味噌汁にメインとなるハンバーグとサラダだった。ハンバーグは肉厚で、噛めば肉汁があふれてくる。
「うん。おいしいね。」
鈴原さん満足そうな笑顔でこちらを見てくる。かわいい。
「松比良のカツ丼はどうなんだ?」
「これもうまいぞ。肉と卵が熱々で実にいい。」
「今度は俺もカツ丼にしようかな。」
そのまま3人とも談笑しながら食事を食べ終えるのだった。




