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第０幕～すべてはここから～

　ある日ある村の片隅でひとつの命がこの世に産み落とされました。それはそれは誠に美しい命であった。

「あぁ、愛しのグラハム。生まれてくれてありがとう。」

　泣きながら、命を抱きしめる、人。

「ありがとうミーナ。ありがとうグラハム。」

　二人の人を抱きしめる、人。

　後にわかるが彼はなぜかこのときのことを知っていたらしい。なぜ、しっていたのかは、もしかしたら物語の中でわかるかもしれない。ふぉふぉふぉ

さて、話はもどり、この世界の新たに生まれた命はそれはそれは健やかに育っていきました。他の子と同じようにはじめはたくさん泣いて、たくさん笑って、多くのことに興味を持って、すくすくと育っていきました。

そして、月日は流れ、グラハムが8つになったときでしょうか。彼は一つの一大決心をします。俺モンスターを倒したい。倒して倒していつか地上でもっとも強い男になりたいと。