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僕の在り方  作者: ユウ
第1章
1/8

正義機関

「悪魔」


悪魔?誰のことだろう。

……ああ、いや、違うな。

"誰"と言っている時点で僕はそれを理解している。むしろ……なんだろう?


……いや、この場合、理解しているのだから返事の一つでも返すべきだろう。


『はい』


ああ、間違えた。あっちの声で話し掛けてしまった。そんなつもりじゃなかったのに。苦しんでいる。泣いている。謝っている。違う、違うんです、母さん。……化物?新しいパターンだ。化ける物ってなんだろう。多分間違えたんだな。僕は変身も変化も出来ないし。


ああ、ごめんなさい、母さん。死なないで、死なないで。







「うおっ……酷いありさまだなぁ、おい」




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