1/1
序章
少し残虐的な場面がはいります。しかし、かなり軽いものなので余程苦手な方以外はOKかと思います。
彼等はしろく 純粋に生きていました。
『不純な感情は慎み、不純な行為は禁ずる』
それが彼等の決まりでした。
彼等はある日 しろでも純粋でも無くなりました。
一人の少年が決まりに背いたのです。
彼等はそれに続き、決まりに背きました。
決まりに背く者を取り締まる人々は、ついに武器を手に取り立ち上がりました。
逃げる白き反逆者、追う灰色の制止者。それらを眺める黒き傍観者。
悲しみに満ちた物語が、今幕を開ける。