「第05章」
バディーはバッハにものすごく怒られた。
マウスピースを買うために全財産使ってしまったことについてだった。
おかげで、病院に行くお金も、なくなってしまい、バディーはまた働くこととなった。
ところが、歓楽街の「ストーリービル」が、戦争のため閉鎖することになってしまい、
バディーは蒸気船で演奏することになった。
(後の第一次世界大戦の始まりである)
いろいろなチームの中に入って演奏したが、周りに馴染めずすぐに孤立してしまった。
しかし、いい情報を手に入れることも出来た。
なんでも、戦争の武器などを大量生産するため、人材募集中なのだそうだ。
人が多く集まるということは、音楽を聴く場所もたくさんあるに違いない。
バディーは、シカゴに行くことを決めた。
ニューオリンズから別れの日、バッハはバディーに対位法についての本と、「reaf book」をプレゼントしてくれた。
「バディー。もし、音楽でわからないことがあったら、対位法を見直してご覧。そこに答えが乗っているはずだから。
それと、君がもし楽譜を書くことになったら、このreaf bookに書きまとめてくれ」
バッハとバディーは強く抱きしめ会い、強い握手をした。
バディーは蒸気船に乗って、北の大地シカゴへ向かった。
ミシシッピ川をひたすら登る蒸気船は、1週間以上の長旅だった。




