「第12章」
カポネの家を出てしばらく歩いていると、目の前を白黒パンダのような車がゴミ箱に突っ込んで止まった。
「わたじは、グルーソー警部だ。カポネの部下だというこどはわかっているんだ。おとなじくつかまりたまべ」
と、滑舌の悪い、警察が車からおりると空手チョップを決めながら、答えた。
当然のように、空手チョップは車の屋根に当たり、屋根に見事な凹みが出来て、警察はぶつけたてお押さえて、痛がった。
よくわからない状況のまま、バディーは変なおじさん警察に捕まった。
警察・・・グルーソー警部は、フランスから来たらしく、国家の宝石と言われているピーチパンサーを探しにここまで来たらしい。
そしたら、ついでにカポネ退治もよろしくと言われアンタッチャブルというチームを任されたそうだ。
そのアンタッチャブルというグルーソー警部と11人の警察チームだが、
11人全員が一斉にドアから出ようとしたため、11人の警察は今だドアでお互いに引っかかって動けない状態らしい。
この国の警官はアホばかりなのか?と自国ながら、あきれてしまった。
「諸君、カポネの悪事を暴くだめ、早速手ががりとなる人物を手に入れることがでぎた」
グルーソー警部は、ドアの前でつっかえていた、11人の警察を一度部屋に戻し、状況報告した。
その後、2、3やりとりを済ますと、グルーソー警部とバディーの後を11人の警察がドアを一斉に出ようとした。
ドアにまた引っかかって出てこなかった。
グルーソー警部は、カポネがお酒を密輸していると言うことを、バディーに話した。
今から、その現場に行くので、着いてこいとのことだった。
カポネが裏でお酒を密売しているという場所に着くと、これは怪しいと言いながら、片っ端から蓋を開けて調べまくった。
中から、密入国者3人、世界希少保護動物2種、ダイナマイト爆弾などの危険物。
ゴロゴロと出てくるが、全て蓋を閉め、
「カポネめ。うまくこと酒をかくしやがったな」
と、違う場所に移動した。
えっ、この箱の中身は別にいいの?
バディーは、ものすごく不思議そうな気分であとをついて行った。
着いた場所は、どこにでもいる靴磨きの男性だった。
椅子に座り、靴を磨いてもらいながら
「聞きたいこどがある」
と、グルーソー警部は、懐からお金を出すと、カポネの悪事を聴き始めた。
今日のカナダとの国境で、部下が取引をするから、それを捕まえればいい
と言った。
変な人だなバディーは思った。
ついでなので、バディーも一つ聞いて見ることにした。
「聞きたいことが・・・ある?」
と言ったはいいが、何を聞こう?
取り得ず、お金を渡して将来どうなるか聞いてみた。
こう答えが返ってきた。
あんたはまだ無名なJAZZという音楽によって、いろいろな旅を続ける。
あんたの名前は知れ渡ることはないが、あんたの持っている「reaf book」の楽譜は世界で使われるだろ。
あと一度、過去にも戻るから覚えておきな。
そんとき、違う人間として生活することになるが、あんたを慕う人物がいたら最後まで助けてやりな。
世界が、そいつを待っている。
そう言うと、靴を磨き終わった。
席を離れると、大統領に似た顔の男が席について、
「聞きたいことがある」
と、お金を渡した。
今後の経済はどうなるか聞いていた。
そりゃ、今はあんたの政策で持ち直しているが、また不況に戻るぜ。
あんたの名前をとって「ルーズベルト不況」て呼ばれるから覚悟しておくことだな。
あと第二次世界大戦が・・・。
話を聞き終わる前に、グルーソー警部に呼ばれ、靴磨きの男を後にした。