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魔法が常識の世界で魔法が使えない超能力者  作者: どるき


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幕間━━━1年前

 1年と少し前に遡る。

 この頃、音大の卒業を控えたマツリは旅行に出かけていた。

 卒業旅行をする大学生向けツアーなのだが、目玉は島原から船で行く無人島。

 かつて魔法研究が行われた施設跡があり、廃墟ツアーとしてコアな人気を得ていた。

 先に進路が決まった学友の誘いで参加していたマツリとしては複雑な心境。

 旅行自体は楽しいとはいえ、学友と違って自分は進路が未定の無職予定という部分に不安があったからだ。

 正直なところ、音楽家としての力量ではこの学友に負けている部分はないと彼女は思っていた。

 無論、マツリも音大生活である程度は身の程を知っているとはいえ、その冷たい思考で考えてもの話である。

 となれば、人格面やら音楽以外の部分で負けているのだろう。

 そっちに難があるのは彼女も自覚しているので、無闇に当たれないことが自家中毒となっていた。

 そんな彼女を励ましたいと思っているからこそ学友は卒業旅行を企画してマツリを連れ出している。

 その気配りの良さがふたりの就職における差なのだが、マツリは肌では理解していても言語化できていなかった。


「これは?」


 そして転機は目玉である無人島の見学中にやって来る。

 研究施設の跡地を見学中、学友ら他のツアー客とはぐれたマツリの足元にあったのは赤いカード。

 それを拾ったことがキッカケで、ひとり暮らしを始めた彼女の新居に押しかけてきたのが、1年後の現在。

 マツリが謎の女性〝ミロク〟に運命を左右されることになる最初の出来事だった。

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