その26
今回は、俳句の課題に、挑みます。
「ねえ、めるさん、俳句の課題、もうできた?」
「何?のり、なんか五七五になってるけど…。」
「ああ、なんか、考えてると、そうなった。」
「わかるけど、あたしもつられ、五七五。」
「いいんじゃない、そうしている間に、浮かぶかも。」
「そうだけど、難しいよね、3つもね。」
「ただでさえ、難しいのに、3つだもん。」
「あ、字余り…それでもいいか、語呂いいし。」
「俳句とさ、川柳の違い、よくわからん。」
「ああ、それは、季語が入るか、入らぬか、川柳の方は、時事ネタ混ぜる。」
「それだとさ、俳句じゃなくて、短歌だね。」
「そうでした、ああ、そうでした、そうでした。」
「なんかさあ、短歌の方が、読みやすい、そんな気がする、今日この頃。」
「そうかもね、字数が多いからかもね。」
「ところでさ、今の季節の季語は何?」
「そうさねえ、桜や花や、ニシンとか?」
「へえ、そうか、そう言うものを、入れるのか。」
「だけどさあ、そうは言っても、すぐ出ない。」
「ですよねえ、そんなホイホイ、出やしない。」
「だからさあ、どうすりゃいいの、この課題。」
「ホントだね、こんなにあたしら、苦しめて。」
「あたしらに、この手のセンス、あればねえ。」
…
そうやって、しばらく2人、七五調。
最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。お話はまだ続きますので、引き続き、どうぞよろしくお願い致します。




