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その16

何かイラついているのり。その理由を訊くか訊くまいか戸惑うめる。だが…

「あ〜…あたし、テストとかは頂けないけど…このままず〜っと学生でいたいって感じ。」

「あ〜…わかるう!」

「このまま時が止まった形で、ず〜っとのんびり…ばっかでもないけど…こう、学生のまんま、過ごしたいなあ…。」

「わかる…けど…まあ、土台、無理な話なんだけどね…。」

「あ〜…も〜…めるは、そうやって、夢壊すよねえ…夢クラッシャーなとこ、あるよねえ…。」

「だってえ…しゃあないんだもん…そりゃ、あたしだって、こうしていつまでものりと、くだらなくて他愛のない話ばっかしてたいよ!そりゃね!」

「…ぶ〜…くだらなくて他愛のない話ばっかで…じゃあ、ごめんねえ…なんかいっつもすみませんねえ…ちぇっ!」

「ちぇっ…って、そんなあからさまな舌打ち…どしたの?のり…なんかやけに機嫌悪いみたいだけど…って…あっ…そうだった、そうだった…危ない、危ない…うっかりねほハラしちゃうところだったよ。」

「あ、今はね、いいの、いいの!どんどん聞いちゃって!逆にどんどん聞かれたいの!」

「え?あ、そうなの?今はそういう感じなの?」

「うん。」

「そっかあ…で?どしたの?」

「ねえ、聞いて!聞いて!める!聞いちゃって!聞いちゃって〜!」

「あ、うん…どうぞ!どうぞ!」

「さっきね、班活動の時ね、今の今まで普通に話してたくせに、急にさ、ここで問題です!って、いきなりクイズ形式にされてさ…。」

「あ〜…そういう人、いるねえ。」

「ねえ!でもさ、こっちはその考える時間がいらない訳よ!無駄だって思ってるのよ!いいから普通に話し合いしたいのよ!スッと話し合いたいのよ!そうじゃないと、授業終わっちゃって、続き、放課後とかやる話になっちゃうのよ!そうなると、めんどくさいでしょ?みんな、それぞれ部活とか、バイトとか、デートとか、色々忙しいのにさ…授業中以外にそんなのに使う時間なんか、ないのよ!あっても、作りたくないのよ!なのにさ…突然クイズ形式にしちゃうから…班の、そいつ以外の他のみんなもイライラしちゃって…永瀬君なんか、いいからあいつ無視して、こっちでとっととやっつけちゃおうぜ!ってなって…そしたら、クイズやり始めた高野君が逆ギレ状態っぽくなっちゃって…そんで、あたし達の班、なんかうるさいって先生に叱られたりして…班の雰囲気悪くなっちゃうし、授業のまとめもまとまらず…。」

「あ〜…それで〜…なんか叱られてるなあって…そっかあ…そんなことが…それはヤダねえ。」

「でしょー!もうさ、話してる途中にいきなりクイズ形式にする、あの手法…テレビなんかでもやってるけど…あれ、やめて欲しい!すんごくイライラしちゃうんだもん!今の今まで全然イライラしてなかったのに…人の心をイラつかせるあの手法…クイズハラスメントで、クイハラ?って、違うか…なんでもかんでも、何とかハラスメントにしちゃうのも、イライラしちゃうか?」

「あ〜…なんかすんごくわかるなあ、それ…最近、特に目につく手法かもね…うん。」

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました♪お話はまだ続きますので、引き続きどうぞよろしくお願いします。

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