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その14

前回の続きです。どうぞ宜しくお願いします。


帰宅してから、さっきまでのことが脳内でぐるぐる再生。

…亀梨君…優し過ぎ。

どうするよ!あたし!

なんか知らないけど、いっぱい色々話しちゃったよ!

きゃ〜〜〜!

もう、このまま天国に逝っても…そらダメか。

はあ〜ん…にゃは〜ん!

あ〜…今、めっちゃさんざめきたい〜〜〜〜〜!

なんちて。

ちょっと落ち着け、あたし。

もう一回、ちゃんと冷静にさっきの…。

は!ちょ、ちょっと待って!待って!

そういえば、あたしがジュース吹き出しちゃってうやむやになったけど…あの前後、鶴崎君、全然のりのこと見てなかったんじゃない?

絶対に見ないって感じ。

…ってか、ちょっぴりチラッとしてた時もあった気もするけど、のりの顔を直視出来てないっぽかった。

…え?ってことはさ、もしかして、もしかすると、鶴崎君…と亀梨君、私達の話、全部聞いてた?

え?嘘?いやいや違うって…そんなことない、ない!

だって…間欠泉のところからの話ばっかだったし。

いや、ちょっと待って!って…呼び止めるのも自分で、立ち止まるのも自分…って、何この感じ。

ははははは。

は〜あ、疲れた。

よそう…うん、うん、もう、さっきのこと深追いすんの。

2人のことは2人のことだし、亀梨君達にどこまで話を聞かれてたとて、今更騒いでもしょうがないし。

「うん…よそう!よそう!うん!よそう!」

「早く!」

「…ん?何?」

「だから、早くよそってよ!」

「ん?何が?」

「何がじゃないでしょ!あんた、さっきからよそう、よそうって言うから、ほら、お父さんとお兄ちゃん、ご飯のおかわりって!める!あんたの席が1番炊飯器に近いんだから…。」

少し苛立ちながら、父と兄の味噌汁のおかわりをよそいに台所へ席を立った母に言われ、急に「今、晩御飯の最中だった。」と気づいた。

折角大好物の麻婆豆腐なのに、ぼんやり考えながら食べてしまったよ。

…う〜!自分のバカ!バカ!バカ!

もっとちゃんと美味しさを味わって食べればよかったよ…。

これから食べたら…って、もう食べ終わってご馳走様でしたの段階だったよ。

く〜…

父と兄のご飯をた〜んと山盛りよそうと、そそくさと自分の部屋に向かった。

最後まで読んで頂き、本当にありがとうございました♪お話はまだ続きますので、引き続きどうぞよろしくお願いします。

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