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8話 ミーシアの魔法練習3

 「ああああ!もう!決まりません!諦めます!確か世界の意思様の詠唱は【我が魔力を以て世界の理を覆せ、ウォーターボール】でしたよね。それを真似しますか」


「いいんじゃね?んじゃ、練習がんばれ~」


黒川が帰った後、ミーシアはずっと詠唱を考えていたが、結局黒川が考えた詠唱に決まった。


「なんかすごい適当ですね。もっと心から応援してくださいよ」


「えぇ?でも俺見てるだけだし、別にいいんじゃね?」


「サルア様、だから仲間が集まらなかったんですよ。女性にもモテなかったでしょう?」


「ぐっ、なぜそれを知っている?」


「いや、わかりますよ。もっと女心って物を理解してください」


しかし、女心か。うん。全く分かんねぇな!


「うーんと、とりあえず頑張りな。帰ったら飯出してやる」


「うーん、、、違うんですよねぇ、、、あきらめますか」


ミーシアに諦められたところで、俺がウォーターボール用の的を創り、ミーシアの魔法練習が始まった。


「えーと、【我が魔力を以て世界の理を覆せ!ウォーターボール!】」


ミーシアがそう詠唱すると、俺が出した的から少し離れたところに水の球が出現して、飛んでいっ

た。


「あれ?すこしズレちゃいましたか」


「うーん、威力じゃなくてコントロールよくしてみな」


俺がそういうと、ミーシアがまた魔法を詠唱したら、水の球が出現し、的に飛んでいった。が、


「威力クッソ弱いな」


「えぇ、そうですね」


的にパシャっとかかったくらいで終わった。こうやって問題が発生した場合は、、、


「いでよ!黒川ぁ!」


そう、世界の意思、黒川だ!


『神の特権!【天罰】死に晒せええええ!』


「うわあああああああああああああ」


 黒川が出現した瞬間、天罰を放ってきた。そんで、普通の神の特権の効果は、、、獣人でもう知っているだろう。

突如、黒川の天罰をくらった俺の身体は、はじけ飛んだ。


「キャアアアア!」


ミーシアの悲鳴が響く。当然だろう。なんせ、目の前で俺がはじけ飛んだわけだからな。が、そんなに叫ぶものでもないだろう。なんせ、俺は神だから。


『いきなり攻撃仕掛けるなよ。死んだかと思ったわ』


俺の人型の身体が破壊されたら、後は神の身体しかない。人型で死んだら、強制的に神の姿になるわけだ。しばらくしたら、人型に戻れるだろう。

 俺が黒川にそういうと、


『お前が悪いだろ!今娘と遊んでたんだけど!邪魔するなよ!』


『悪かったって。ただ、いきなり天罰はやめてくれ』


『なんだ?その有名チェーン店みたいな攻撃』


『チェーン店?なにそれ』


俺が気になってそう聞くと、


『いや、こっちの話だ。気にするな』


と、話をはぐらかされた。なんだよ、まったく。


『んで、用件は?5秒以内に答えろ。答えなかったら俺はすぐ帰る』


黒川がせかしてくるから、俺が急いで用件を伝える。


『ミーシアの魔法の威力が低いから何とかしてほしい』


『あ?んなもん魔力の使用量を多くすればいいだけだろ』


確かにそうなのだが、、、俺がそう思いながらチラッとミーシアの方を見ると、首をフルフルと横

に振っていた。


『と、いうことで』


『なるほどねぇ、、、なら、もうウォーターボールはあきらめろ』


そう言われた。あきらめるのか。…え!?


『ちょっとまてぃ!諦めたら元も子もないだろ!』


俺がそういうと、何言ってんだこいつ?みたいな目で俺を見て、


『いや、別に水魔法をあきらめるわけではないだろ。そもそも、水魔法はどんな魔法だ?答えてみろ』


そう言って、黒川がミーシアを指さす。


「え?えっと、水をつくりだす魔法でしょうか?」


ミーシアがそう答えると、黒川は腕でバツ印をつくり、


「ぶっぶー!違いま~す!」


と煽ってきた。と、落ち着けミーシア。握りこぶしを固めるな。ミーシア?殴り掛かろとするな?


『ミーシア!?』


 とうとうミーシアが突進を始めたから、慌てて止める。


『落ち着けミーシア。気にしてたら日が暮れちまう』


俺がそう聞くと、「ふうぅぅぅぅ」と深く息を吐いて、


「そうですね!頭のおかしい倫理観の欠如したキチガイには何言っても無駄ですよね!」


と煽りを込めて言っていた。


 『まぁまぁミーシア、本当の事でも相手を傷つけることがあるから、いっちゃだめだよ』


「そうですね!サルア様。私も、正直に言い過ぎました」


と、俺達が会話をしていると、


『じゃ、俺帰るよ?』


と黒川が言ってきた。


『スミマセン許してください。せめて、水魔法が何なのかを』


俺がそういうと、『はぁ』と大げさにため息をついてから、


『水魔法は水を操る力だ。これでいいだろ?んじゃ、バイバーイ!今日またよんだら魂焼き払うから』


そういって、俺を脅した後帰っていった。


『なぁミーシア。水を操るってどういうことだと思う?』


「そうですね。そのままじゃないですか?」


『どうやって使ったらいいと思う?』


「さぁ?」


さぁって、、、どうしたらいいんだろうか。俺が考えていると、一つの考えが浮かんだ。

 

 『水を操るってさ、水を自由自在に動かせるってことだよな?消したりもできるのか?』


「無理でしょう。魔法として変換されてしまったらもうキャンセルはできませんよ?」


『いや、それはあくまでキャンセルだろ?そうじゃなくてさ、なんていうか、その、、、わかるだ

ろ!』


「全く分かりませんが、、、とりあえず、やってみます?」


『あぁ、分かった』


と、言うことで湖までやってきた。


「あぁ、こんなことになってたんですね。私すごい」


『そのせいで街は大混乱だけどな。とりあえず、この水を消してみてくれ』


「消してみてくれって、簡単に言いますけどねぇ。まぁ、やりますよ。やりゃぁいいんでしょ」


そう言って、ミーシアが水にピトっと手を当てて、、、


 「【我が魔力を以て世界の理を覆せ!マジックウォーターオペレーション!】」


ミーシアがそう叫ぶと、湖に渦が巻きはじめ、一本の水の柱が天に上り、やがて消えた。すると、

水の水位が3/1ほど減っていた。


「もう、、、だめぇ、、、」

ミーシアが魔力を使いすぎたせいか、そのまま地面に倒れ伏した。


『ミーシア、お前すげぇな。その魔力量でこんな魔法を使えるなんて』


「えぇ、私は天才ですから、ちなみに、先程の魔法は魔力回路に直接干渉して魔力の流れをA0124

からA8250に変えたんですよ。その結果魔力の流れがペラペラペラペラペラペラペラペラペラペラ

ペラペラペラペラペラペラ」


『わかった、もういい。十分だ。それよりも、もう昼時だ。飯食おうぜ』


このままだと永遠に話続けそうなミーシアの説明を遮って、話題を変えると、


「ここからが面白いのに」とむくれていた。



 『うめぇなこれ』


「そうですね。さすが元勇者様です。冒険途中にどれだけ無駄遣いしたんですか」


俺たちの目の前には、普段の人には手が届かない、王族や上級貴族が食べているような食べ物が並んでいた。


『まぁいいじゃないか。今は無料で食べれるわけだし』


今の俺には創造魔法がある。触れた事があったり、強くイメージすることができればほとんどの物は創造することができる。


「でも、これ味とか変わってないんですか?」


『俺の記憶が正しければその味で問題ないはずだ』


俺の記憶頼りになるからなぁ。味が変わっても仕方のない事だ。


「まぁ、おいしいから別に問題ないですが。ちなみに、こんな食べ物食べて路銀とか大丈夫だったんですか?」


とミーシアが聞いてくるが、もちろん大丈夫なわけなく──


『そうだねぇ。水すら飲めなくて、偶然綺麗な湖を見つけなかったら死んでたと思う』


今思えば、結構危ない旅をしていた。盗賊に連れ去られたり衛兵に捕まえられたり毒キノコを食べたり、、、俺、良く死ななかったな。すげぇや。


「私は死にたくないので、私を連れて旅をするときは気を付けてくださいね」


『わかってるっての。さて、そろそろ魔法の練習するぞ』


俺が立ち上がると、ミーシアも「はい」と言って立ち上がり、杖を持った。

ミーシアの準備が完了したのを確認すると、俺はあるものを作る。


「サルア様、これは?」


『これは俺のクローンだ。が、見ての通り透明だ。体内の水を操作してもらう。水だけじゃなくて、全ての液体を操作してもらうぞ』


この俺のクローンは、一定以上の質量をもった液体のみ透明化を解除させている。解除されているのは、胃酸や血液の一部。まぁ心臓付近だ。それと、他の液体もある。


「それはまた、とんでもない訓練ですね。魔力枯渇したら助けてくださいよ」


『あぁ、わかってる』


俺がそういうと、ミーシアが魔法の詠唱を始めた。


「【我が魔力を以て世界の理を覆せ!マジックウォーターオペレーション!】」


ミーシアが魔法を発動させると、クローンの頭がだんだん赤黒くなっていき──、破裂した。ちなみに、体から出たものは透明化が解除される。つまり、脳とかがボロボロになって飛び散っているわけで、、、


 『うわぁ!くっそグロいな!ミーシア。・・・ミーシア?』


「オロロロロロ」


吐いていた。


 ミーシアは吐いた後、気を失ってしまった。どうやらうなされているらしく、


「うぅ、脳の断片が・・・私を襲ってくる・・・」


俺が原因みたいだ。いや、正確には俺のクローンだから俺は悪くない。うん。ちなみに、

ミーシアが気絶している間に俺は人型に戻れた。

と、突然ミーシアが──


「うわああああああ!!」と言って起き上がった。


「うおぉ!ビックリした!どうした?」

「脳が、いきなり大きくなって、、、私を飲み込んで──」


「よしわかった。これ以上先を聞きたくない。で、ミーシア。まだ魔法の練習する?それとも帰る?」


俺がそう聞くと、しばらく悩んで、


「帰ります」


と言って立ち上がった。そうして俺たちは宿に帰ってきたわけだが──


 「また?」


「またなのです」


「懲りないねぇ」


俺たちの目の前には、拘束された数人の獣人がいた。しかも、新規さんだ!いらっしゃい!じゃねぇよ!?


「あの、サルア様。この方たちは?」


と聞いてきた。俺が「こいつらはシーラを誘拐しようとした奴らだ」

そういうと、突然「【我が魔力を以て世界の理を覆せ!マジックウォーター「やめろオオオ!」】

ミーシアがマジックウォーターオペレーションを発動しようとした。慌てて止めると、「やめてください!シーラちゃんを誘拐しようとするやつは許しません」と必死にもがいていた。めっちゃ力弱いが。


「だからって殺すのはだめだろう。さすがに心が痛む」


「え?サルア様は神なのですから蘇生すればよくないですか?」


「いや、確かにそうだけどさ。キメラみたいになるけど大丈夫?」


「問題ありません」

と、俺達が会話をしていると獣人が「んー!んんーー!!」と必死に叫ぼうとしていた。


「・・・うるせぇな。こいつら」


うるさいやつは嫌いだ。俺は獣人達に《無料》と書いた紙を張り付けて、


「【テレポート!】」


はテレポートを発動させた。


「あの、サルア様。どこに転送したのですか?」


「ん?奴隷市場」


そう答えると、ミーシアは不満げな顔をして、「もっとヤバい場所に送ってくださいよ」と頬を膨らませる。なんか、ミーシアって情緒の波がすごいよな。普段と今のミーシアを見比べると、、、うん。


「まぁ、そんなことは置いといて、早く飯食うぞ。そんで寝る!」


俺がそう言った後、早く飯を食ってさっさと寝ることにした。


「さて、と」


俺が目を覚ますと、ベッドにはシーラだけいて、ミーシアはいなかった。ベッドに触れても温もりは感じなく、ただ冷たかった。そして俺はある事に気づく。


「寝坊した──」


現在の時刻!午前11時!試合開始時間!午前10時30分!


「どうして起こしてくれなかったんだよおおおおおおおお!!!」


俺は急いで闘技場へ向かった。

【悲報】ためていた分のデータが入ったUSB紛失してしまった。と、言うことで新しくUSBを買うまで更新が滞ります。どうかご容赦を。直接打って投稿してもいいですけどね。Wordじゃないとやる気がでないと言いますか・・・とりあえず、ご迷惑をおかけします。

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