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30話 報酬

最近謎の肩の痛みに悩んでいる。

 「ん、あぁ~。よく寝た。うーん、ちょっとだけ暗いわね。風が気持ちいいわ。あ、そろそろ大丈夫よ。すぐ帰るから」


ミリアがそうつぶやくと、霧が薄く晴れる。

寝ている間に夜を越したらしく、うっすら明るく、アンデットの姿もない。


 「ってて、こんなところで倒れるものじゃないわね。無理してでも木にもたれかかるくらいはしたほうがよかったわ。それよりも、少し危険ね。早く帰らなきゃ。ってこれは・・・?」


 アンデットの出現する夜が終わった。つまり、普通の魔物が出現するようになるということだ。ミリアはアンデットは倒せるが、普通の魔物に攻撃が通るわけがない。


 「とりあえず、ギルドにこれをおろしましょうか」


ミリアはそうつぶやいて、彼女は風のように森を後にした。


▼▽▼▽


「ようこそ冒険者ギルドへ。ご用件は何でしょうか。なんて聞かなくても大丈夫ですね。もうすでに常連さんになってますから、ミリアさん。今日はどんなアンデット素材を卸してくれるんですか?」

「いつも通りよ。少しいつもと違うものもあるけれど。とりあえずさっさと売却窓口の札をくれないかしら?」

「はいはい、申し訳ございません。こちら、どうぞ」


そういって、受付嬢はミリアへ一つの木の札を渡す。その札は売却窓口が混雑するのを防ぐための番号札のようなもので、売却窓口は青色、クエスト受付は赤色の札が渡される。


 「ありがと」


ミリアはそう小さくつぶやいて踵を返しスタスタと窓口へ向かい、その木の札をカウンターに置く。

売却窓口には、一人の小柄な女性が立っていた。


 「あら?ミリアちゃん今日は来るの遅かったわね。ま、なにがあったかは個人情報よね。詳しくは聞かないわ。だって──」

「情報は財産。よね。何度も聞かされてもう耳にたこができるわ。さっさと買い取りお願いできるかしら。今日の成果はこれよ」


 ミリアはそう言って、カウンターにドロップアイテムを並べていく。


腐肉:9 手根骨:2 尺骨:1 錆びた剣:1 剣:1 盾:1 生命の源:2 液状生命の源:1


「ふむ。確かにいつもと違うものがあるようね。この剣と盾と、この瓶は?」

「この瓶は生命の源よ。なぜか液状だけどね。そしてこの剣と盾は腐肉の上位種を倒したらドロップしたわ。おそらくね。目を覚ましたら落ちてたのよ」

「まったく。また森の中で寝たの?自然に愛されているとはいえ、気をつけなさいよ」

「余計なお世話よ。それよりも、さっさと換金してくれないかしら?」


ミリアはそう要求するが、小柄の女性は腕を組んで眉間にしわを寄せる。


「換金したいのはやまやまなんだけどね、この生命の源さ、前例がないからいくらで売ったらいいかわからないのよね。そしてこの剣と盾も恐らくだけど何かしらの能力が備わっているわね。鑑定、それも高ランクのスキルを持っている人だったらわかるかもしれないけど、少ないのよねぇ。鑑定自体は持っている人は多いのだけれど。時間かかってもいいのなら、うちにある検査装置に入れればいいのだけどね」


そういって、どうしたものかと頭を悩ませる。そして彼女の出した決断が、


 「とりあえず、これら以外を買い取るとして、銅貨15枚程度かしらね。そしてこの剣たちだけど、おそらくそれぞれ銀貨大銅貨5枚は確定であるとして、ちょっと検査をして値段が上がるようだったら後日お金を払うわ。明日には検査結果はでると思うから、また来てちょうだい」


 そういって、カウンターに金の入った袋を渡す。


 「わかったわ。ありがと」


ミリアはそうつぶやいて、足早にギルドを去った。


「ふんふふ~ん♪これで久しぶりに宿に泊まれるわね。ごはんは安い乾パンとかになっちゃうけれど。ベッドで寝れるだけましよ」


 ギルドではクールを気取っていた彼女だったが、久しぶりの収入に少しだけ心が躍っていた。

この作品のテーマは自由と強制ですので、キャラの見た目とかは自由に想像してもらって構いません。でも一応ある程度の容姿は書いときます。え?遅いって?しょうがないじゃないですか。今思いついたのだから!・・・すんません


 サルア  :茶髪。髪型は、伝説の極道の髪型をちょっとだけ崩したような感じです。あの龍の人です。

 ミーシア :茶髪。ロング。ストレート。 (戦闘中ポニテ)

 シーラ  :クリーム色。髪型は・・・ボブ、ですかね?

 ミリア  :茶髪。ショートカット

 ラミア  :黒紙。うねってる。超ロン毛。普段は普通にロング

 シャジャリ:金髪。地面に髪の毛がつくほどロング

 黒川   :黒に近い紫色。短髪

 ダージェ :紫色。セミロング

 創造神  :無

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